コーシー問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/17 05:32 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Rn 上で定義される偏微分方程式と、n − 1 次元の滑らかな多様体 S ⊂ Rn(S はコーシー曲面と呼ばれる)を考える。この場合のコーシー問題は、次を満たす微分方程式の解 u を見つける、という問題である:
ここで は曲面 上で定義される、与えられた関数である(それらはまとめてコーシーデータと呼ばれる)。また、n は S への法線ベクトルであり、κ は微分方程式の階数を表す。
コーシー=コワレフスカヤの定理では、コーシー問題が唯一つの解を持つための条件が述べられている。それらの条件のうち最も重要なものは、偏微分方程式の係数とコーシーデータが実解析関数、という条件である。
- 1 コーシー問題とは
- 2 コーシー問題の概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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