デュアメルの原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/05 04:54 UTC 版)
数学の、特に偏微分方程式の分野で用いられるデュアメルの原理(デュアメルのげんり、英: Duhamel's principle)とは、熱方程式や波動方程式や振動板方程式などの非同次線形発展方程式の解を得るための一般的な手法である。薄い板を底から温める際の熱の分布のモデルとしての非同次熱方程式に対して初めてこの原理を利用した、ジャン=マリー・デュアメルの名にちなむ。デュアメルの原理は、調和振動子のような空間依存性を持たない線型発展方程式に対しては、線型同次常微分方程式を解く際に用いられる定数変化法に帰着される[1]。
- ^ Fritz John, "Partial Differential Equations', New York, Springer-Verlag, 1982, 4th ed., 0387906096
- 1 デュアメルの原理とは
- 2 デュアメルの原理の概要
- 3 総論
- 4 例
- 5 関連項目
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