グルメシティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 08:48 UTC 版)
ポイントシステム
かつては設置法人によってポイントシステムや買物袋スタンプカードが異なっていたが、2006年から株式会社ダイエーの店舗(グルメシティ・トポスを含む)に順次導入されていた「ハートポイント」(新POSシステム)が2007年3月からグルメシティ地域法人の店舗にも順次導入される[注釈 4]のを前に、お買物袋スタンプカードおよびレジ袋についてはダイエーのものに統一されたほか、新POSシステム導入店舗では設置法人を超えてポイントが共通化される。
なお、旧POSシステム時代、株式会社ダイエーのグルメシティ店舗に導入されていたポイントカード「グルメシティ倶楽部」は、ダイエー店舗に導入されていた「DonDonたま〜るポイントカード」よりも先に誕生している。
2015年以降の再編
2014年5月28日、イオン社長の岡田元也は同社株主総会の席上で、「ダイエーの事業を関東と関西のグルメシティに特化し、それ以外の地域についてはイオングループとの統合再編を進める」との方針を示した。
ダイエーはイオングループ入りに際し北海道と九州を事業部制に移行しており、関東・関西以外のグルメシティはマックスバリュの地域子会社へ移管の上で店舗網を抜本的に見直す方針とみられている[3]。
またこの前日に日本経済新聞が掲載したインタビュー及び9月24日の記者会見に於いて岡田は、関西のマックスバリュやKOHYO・ピーコックストア[注釈 5]等の店舗を逆にダイエーへ移管して「グルメシティ」または「イオンフードスタイル(仮称)[注釈 6]」などの数ブランドに再編することも選択肢に入っていることを明らかにした[4]。
2015年9月1日に北海道の6店舗[注釈 7]をマックスバリュ北海道株式会社(現・イオン北海道株式会社)へ、九州地区の13店舗をマックスバリュ九州株式会社(現・イオン九州株式会社)へそれぞれ移管した。大半の店舗は店舗ブランドを「マックスバリュ」へ屋号変更することとなっており、継承日当日にリニューアルオープンする店舗(北海道1店舗、九州地区11店舗)を皮切りに、順次、新店舗ブランドでリニューアルオープンが行われた[5]。また、九州地区の一部店舗はフードディスカウントストア業態の「ザ・ビッグ」へ業態転換される例もあり、南福岡店は近隣に雑餉隈店があるために業態転換して新規開業したのを皮切りに、一旦「マックスバリュ」に屋号変更した店舗についても、小倉足立店は2015年10月3日に、土井店は同年11月9日にそれぞれ「ザ・ビッグ(小倉足立店は派生業態の「ザ・ビッグエクスプレス」)」に業態転換されている。
さらに、ダイエーが運営していた「グルメシティ」をグループ会社の株式会社ビッグ・エーへ移管し、同社が運営するディスカウントストアである「Big-A」へ業態転換した店舗も見られるようになり、2016年3月26日に2店舗[6]、同年4月23日に2店舗[7]を順次「Big-A」に業態転換した。
また、2015年3月21日に西八王子店が改装の上「ダイエー」に屋号変更したのを皮切りに[8]、改装のタイミングで「グルメシティ」から「ダイエー」に転換される店舗が増加している。
2017年8月10日、2019年度中に「グルメシティ」全店舗を「ダイエー」に統一することが発表されたが[9]、2021年4月の時点で「ダイエー」に屋号変更されずに「グルメシティ」の屋号で営業している店舗が多数存在する。
2019年8月24日には、東浦和店が「ダイエー」の新店舗分類の一つである「イオンフードスタイル」に転換されている。
ギャラリー
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グルメシティ南森町店
(大阪府大阪市北区、2008年11月) -
グルメシティ上新庄駅前店
(大阪府大阪市東淀川区、2022年5月)
注釈
- ^ 「グルメシティ生鮮市場住吉店」→「ダイエーグルメシティ住吉店」
- ^ ただし中もず店については2005年の開店予定が2007年にずれ込んだ。
- ^ ハートポイント移行前は、店舗によってポイントシステムを導入していない店舗もあった(南方店・東心斎橋店・京橋店など)。
- ^ ただし、グルメシティ九州のグルメシティ野多目店(2006年7月7日開店)とグルメシティ近畿のグルメシティ上桂店(2006年11月22日開店)には2006年12月から新POSならびにハートポイントが導入されていた。
- ^ 関西の「ピーコックストア」の店舗については2016年3月1日にイオンマーケットから光洋へ運営移管されており、一部の店舗は改装のタイミングで「KOHYO」や「マックスバリュ」に屋号変更されている
- ^ フードスタイルはその後「ダイエー」の業態の一つとして看板類に「AEON FOOD STYLE」又は「AEON FOOD STYLE by daiei」を掲げて展開してきたが、2018年4月21日にオープンした東向日店以降に新規開店或いは「ダイエー」から改装した店舗では、当時は仮称となっていた「イオンフードスタイル」が正式な店舗ブランドとなっている
- ^ 北海道のグルメシティのうち、棒二森屋店(函館市)は他社に移管されず2015年8月31日に閉店。また北海道のグルメシティの移管された6店舗のうち深堀店(函館市)は一時休業中のまま移管されており、建て替えのうえ2019年7月26日より「マックスバリュ」として営業を再開している。
出典
- ^ 日経流通新聞 1998年1月13日 ダイエー、食品スーパーを改革 店名を「グルメシティ」により
- ^ “ニュースリリース”. ダイエー (2009年4月10日). 2009年4月29日閲覧。なお、同日の別発表においては、『ダイエー』店舗の更なる閉鎖についても示された。
- ^ “イオン社長「ダイエーは首都圏と京阪神に再編」”. 産業経済新聞 (MSN産經ニュース). (2014年5月28日) 2014年5月28日閲覧。
- ^ 「ダイエー」消滅へ…創業半世紀、再建描けず(2014年9月25日読売新聞 9月30日閲覧)
- ^ 店舗移管についてのお知らせ - 株式会社ダイエー お知らせ 2015年9月1日
- ^ 『~2018年度に『ビッグ・エー』500店舗体制を計画 ~『グルメシティ』2店舗を『ビッグ・エー』へ業態転換』(プレスリリース)株式会社ダイエー、2016年3月24日 。2016年4月2日閲覧。
- ^ 『4月23日(土)に『ビッグ・エー横浜本郷台店』と『ビッグ・エー江東大島団地店』が同時オープン』(プレスリリース)株式会社ダイエー、2016年4月19日 。2016年6月27日閲覧。
- ^ 『約12年ぶりに大規模リニューアル お買いものの楽しさ、ワクワク、新たな発見のある都市型スーパーマーケット『ダイエー西八王子店』改装オープンについて』(プレスリリース)株式会社ダイエー、2015年3月18日 。2016年12月6日閲覧。
- ^ ダイエー 19年度中に店名統一 グルメシティ順次改装毎日新聞(2017年8月10日)2017年8月16日閲覧。
- 1 グルメシティとは
- 2 グルメシティの概要
- 3 概要
- 4 ポイントシステム
- 5 脚注
固有名詞の分類
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