ガンスリンガー ストラトス
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ガンスリンガー ストラトス | |
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ジャンル | ファンタジー、ガンアクション、SF |
ゲーム:ガンスリンガー ストラトス(第1作) ガンスリンガー ストラトス2(第2作) ガンスリンガー ストラトス3(第3作) | |
ゲームジャンル | オンライン対戦アクションシューティング型 |
対応機種 | アーケード |
ゲームエンジン | OROCHI、umbra 3、Havok |
開発元 | バイキング |
発売元 | スクウェア・エニックス |
シナリオ | 虚淵玄(原案)、海法紀光[1] 森瀬繚、華南恋 |
プレイ人数 | 1人 - 8人 |
稼動時期 | 第1作:2012年7月12日(AC) 第2作:2014年2月20日(AC) 第3作:2016年5月12日(AC) |
システム基板 | Taito Type-X3 |
その他 | NESiCAxLive対応 |
アニメ | |
原作 | スクウェア・エニックス |
原案 | 虚淵玄 |
監督 | 江崎慎平 |
シリーズ構成 | 海法紀光 |
脚本 | 海法紀光、小太刀右京、森瀬繚、三輪清宗 |
キャラクターデザイン | 横田晋一 |
音楽 | 小林哲也 |
アニメーション制作 | A-1 Pictures |
製作 | アニプレックス、スクウェア・エニックス TOKYO MX、日本BS放送 KADOKAWA アスキー・メディアワークス |
放送局 | TOKYO MX他 |
放送期間 | 2015年4月 - 6月 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | コンピュータゲーム、アニメ |
ポータル | コンピュータゲーム、アニメ |
概要
オンラインによる4vs4の3D対戦アクションシューティングゲーム。合体可能な2つのガンコントローラー「ダブルガンデバイス」によるアクションが特徴。
NESiCA×Liveが提供するICカード「NESiCA」を利用することで、1枚につき1キャラクター分のプレイヤー情報(戦績・武器カスタマイズなど)を保存することができる。『ガンスリンガーストラトス2』からは、カード1枚で、追加キャラクターを含めたすべてのキャラクターのデータが保存可能となり、キャラクターを新たに使い始めるごとに「ランク振り分け戦」が行われていたが、Ver.1.08で廃止となり、現在はプレイヤーランクから初期ランクが設定される。
稼働日当日より、携帯電話/スマートフォン向けサービス「GUNSLINGER STRATOS.net」も開始。会員登録自体は無料で行うことができるが、キャラクターのカスタマイズなどをするには有料登録をする必要がある。(会員登録した月の月末までは無料でキャラクターのカスタマイズ、ウエポンパックの購入などが可能。)
2012年1月11日に行われたスクウェア・エニックス主催の特別内覧会にて初披露され、4月11日から4月22日にかけて東京と大阪の計3店舗でロケテストが行われた。このロケテストは”βテスト(βイベント)”と銘打たれ、ゲストを招いてのイベントや、正式稼動前大会なども併せて実施された。
開発はバイキングが行い、シリコンスタジオが開発した国産ゲームエンジン「OROCHI」の採用第一弾タイトルである。シナリオに海法紀光、森瀬繚、華南恋が参加している。
2013年1月には東京で、8月に大阪で大会ツアーが行われ、両大会合わせた賞金総額は1000万円というゲームにおける大会でもトップクラスの賞金が用意された。また、大阪大会終了直後に続編として『ガンスリンガー ストラトス2』を発表、2014年2月20日より稼働が開始された。
また、1のマイナーチェンジPC版「ガンスリンガー ストラトス リローデッド」の運用テストが2015年に行われた。リローデッドは、1と2の時代の間に起きた出来事を描く。
2016年5月12日より、シリーズ最新作『ガンスリンガー ストラトス3』の稼働が開始された。
2017年4月24日からは各キャラクターにキャラクタータイプを追加、リスポーン・覚醒の仕様変更、ウェポンパックの新規作成・削除を行ったバージョン「∑(シグマ)」が稼働開始。アトラクトムービーでは「3」の表記を反転させ、「もっと戦略的に」と打ち出している。
2018年8月19日に行われた6周年記念イベント「ストラトスパーティーⅥ」において、世界進出に向けて注力するため、9月実施予定のオンラインアップデートをもってメジャーアップデートの終了(充電期間に入るとのこと)が発表された。ネットワークサービス自体は継続されていたが、2021年4月1日を以てネットワークサービスを終了。[3]。
筐体
60インチのプラズマディスプレイを採用した専用筐体を使用している。新型システム基板「Taito Type-X3」のパワーを生かし、フルHDかつ60FPS(可変フレームレート)のグラフィックを実現している。また、ヘッドホン端子が用意されており、プレイヤーが持ち込んだヘッドホンやイヤホンでゲーム音を聞きながらプレイができる。インカムにも対応しており、ローカル接続しているプレイヤー同士で会話することもできる。
ダブルガンデバイス
本作の最大の特徴である、2つのガンコントローラー。左手用の”レフトガンデバイス”と、右手用の”ライトガンデバイス”からなり、物理的に合体させることにより、3つの形態をとることができる。形態によってゲーム内でプレイヤーキャラクターが使用する銃器が変化し、最大で4種類の銃器を自在に使い分けることができる。これらのスタイルは武器の重量とキャラクターの搭載限界性能によってキャラクターの移動速度が低下する。ガンコントローラーを画面外に向けることで、ある程度移動速度低下を抑えることもできる。また、コントローラーを画面外から画面内に向け、一定時間の間に攻撃を当てることで「クイックドロー」となり攻撃力が増大する。
また、レフトガンデバイスには、プレイヤーキャラクターの移動に用いるレバーが、ライトガンデバイスには、ロックオン対象切り替えやカメラ操作に用いるレバーと、ジャンプや飛行に用いるジャンプボタンが用意されており、これらを親指で操作することで、プレイヤーキャラクターを自由に移動させて戦うことができる。
- ダブルガンスタイル
- 左右のガンデバイスを合体させていない形態。それぞれ独立して照準を合わせて発砲することが可能であり、所謂二丁拳銃のようなプレイが可能。ハンドガンやマシンピストルなど、片手で扱える銃器が割り当てられている。キャラクターやウエポンパックによっては、左右に別々の種類の銃器が割り当てられていたり、片方にシールドなどの支援兵器が割り当てられている場合もある。
- サイドスタイル
- レフトガンデバイスの右側面に、ライトガンデバイスの左側面を合体させた形態。マシンガンやショットガンなど、両手持ちの軽火器が割り当てられている。サイドスタイルで武器を使用する際はライトガンデバイスのトリガーを用いる。一部の武器を使用する際には、レフトガンデバイスのトリガーに特殊な機能が割り当てられる場合がある(グレネードランチャーの任意起爆など)。
- タンデムスタイル
- レフトガンデバイスの上面に、ライトガンデバイスの下面を合体させた形態。アサルトライフルやスナイパーライフルなどの大型で射程の長い銃器や、ロケットランチャーやミサイルランチャーなどの重火器が割り当てられている。サイドスタイルと同様に、武器の使用にはライトガンデバイスのトリガーを用いる。一部の武器でレフトガンデバイスのトリガーに特殊機能が割り当てられる点も同様である(スナイパーライフルのズーム倍率変更など)。
ゲーム内容
本作では、移動や攻撃をはじめとするすべての操作を2丁のガンデバイスで行う。またガンデバイスを横(サイドスタイル)や縦(タンデムスタイル) に合体させることで、操作キャラの使用武器が変化する。
プレイの流れ
- コインを投入する。その後、画面に向けて銃を持ち、トリガーを引く。
- NESiCAを使用する場合は、カードリーダーにカードをかざす。間違って別のカードをかざしても、制限時間内であれば他のカードをかざすことも可能。使用しない場合は、画面にある「使用しない」ボタンを撃つ。
- ゲームモードを選択する。
- 新規のカードを使用する場合およびカードを使用しない場合は、キャラクターを選択する。
- 各モードをプレー。
- ゲーム終了後、自動的にゲームオーバー。カードを使用した場合はサーバーにデータが保存される。
ゲームモード
- 全国対戦
- ネットワークに接続して4vs4の対戦を行う。マッチングは、ランク、勝率を基準として自動的に組み合わされる。勝敗に関係なくクレジットに応じた戦闘をこなした後はゲームオーバー。なお、1戦目終了後再び別の人とマッチングする。一定時間経ってもマッチングが完了しなかった場合、CPU戦に移行するが、その間でもマッチングは行なっており、マッチングが完了次第対人戦に戻る。
- 不定期に「解放戦争」と呼ばれるイベントが行われる。対戦をすると、対戦したステージに「ステージポイント」が溜まっていき、相手勢力のステージポイントを超えていれば、そのステージの「占領」となる。対象ステージで多く占拠している勢力が勝利となる。イベント終了時の勝敗は今後のゲームコンテンツに左右される。
- 「1」での解放戦争
イベント名 | 期間 | 次期リリース要素 | 備考 |
---|---|---|---|
第壱次解放戦争 | 2012年10月9日 9:00から 2012年10月22日 22:00まで |
フロンティアS:新キャラクター「ξ988」 第十七極東帝都管理区:新キャラクター「真加部主水」 |
クレジット方法変更 100円1試合、200円3試合 クレジット方法はイベント終了後も継続 |
第弐次解放戦争 | 2013年2月4日 8:00から 2013年3月3日 22:00まで |
フロンティアS:新キャラクター「リューシャ」 第十七極東帝都管理区:新キャラクター「篠生茉莉」 |
2013年2月21日から終了まで ステージポイントが2倍 |
- 「2」での解放戦争
イベント名 | 期間 | 次期リリース要素 | 備考 |
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解放戦争1st | 2014年4月24日10:00から 2014年5月6日23:59まで |
フロンティアS:新ステージ「東京/表参道」 第十七極東帝都管理区:新ステージ「兵庫/三宮」 |
勢力毎に各ステージの上位プレイヤーに称号配布あり。 |
解放戦争2nd | 2014年6月25日10:00から 2014年7月6日23:59まで |
フロンティアS:新ステージ「東京/渋谷」 第十七極東帝都管理区:新ステージ「東京/表参道」 |
勢力毎に各ステージの上位プレイヤーに称号配布あり。 |
解放戦争3rd | 2014年8月25日10:00から 2014年9月7日23:59まで |
フロンティアS:新ステージ「東京/渋谷」 第十七極東帝都管理区:新ステージ京都「東映太秦映画村」 |
サーバー過負荷により2014年8月30日8:00で中止。 勢力毎に各ステージの上位プレイヤーに称号配布あり。 渋谷を9月9日に解放。 東映太秦映画村を9月30日に解放。 |
- 店舗チームVS全国対戦
- 全国対戦モードと同じ。こちらは店内の他のプレイヤーとチームを組む。店内で組めなかった場合、自動的に全国対戦となる。
- こちらのマッチングは同一店内で組んだ場合、プレイヤーランクが一番上位の者を基準にマッチングが組まれる。
このモードによって店舗でチームを組んで出撃することは、機動戦士ガンダム 戦場の絆になぞらえて俗に「バースト」と呼ばれる。
- 個人ミッション戦
- COM相手に指定されたミッションを行う。時間内に目標が達成できなかった場合、自軍の勢力ゲージが0になった場合は追加クレジットを投入することでコンティニューができる。
- 協力ミッション戦
- 個人ミッション戦ほぼと同じ。こちらは店内の他のプレイヤーとチームを組む。店内で組めなかった場合でも、協力ミッション戦となる(敵の強さも対人戦を想定しているため強めに設定されているので注意)。
全国対戦モードおよび店舗チームVS全国対戦モードでは、一定の条件で特殊マッチが発生することがある。
- 上位ランカーボーナスチャンス(Ver.1.60まで)
- Ver1.30より、マッチングした8人のうち1人でもAランク以上のプレイヤーがいる場合、一定確率で上位ランカーボーナスチャンスが発生するようになった。自分のリザルトスコア、相手のランク等の要因にも依るが、通常の戦闘に比べて2倍のランクポイントが変動する。
- また、8人全員がSランク以上の場合は一定確率でさらに多くのポイント(約4倍)が変動する、最上位ランカーボーナスチャンスが発生する。
- 各種ボーナスチャンスの発生条件は2013年3月1日のアップデートにより、「チーム構成(同店舗のメンバー数、全国対戦選択者数)が双方同じ場合」に限定された。具体的な例を示すと以下の通りとなる。
- Aチーム、Bチームともに4人バースト→発生可能性あり
- Aチームは2人バーストが2組、Bチームは4人バースト→発生しない
- Aチームは2人バーストが2組、Bチームは2人バースト+「全国対戦」が2人→発生しない
- Aチーム、Bチームともに4人全員が「全国対戦」選択→発生可能性あり
- Ver1.61にて廃止され、後述のチャレンジマッチに変更となった。
- チャレンジマッチ(Ver.1.61より)
- Ver.1.61にて新たに実装されたマッチングシステム。対戦するチーム間で平均ランクに一定の差がついた場合、もしくはチーム構成が双方で異なる場合(前述のボーナスチャンス発生条件の逆)に計算上劣勢と判断された側にのみ、必ず発生する。
- 発生時には「チャレンジマッチ」の表記とともに倍率(例:「勝利時200%、敗北時50%」)がマッチング画面に表示され、劣勢側の加算/減算されるランクポイントはその倍率に依存するようになる。この倍率は内部計算によって試合毎に変動する。
基本ルール
この節の加筆が望まれています。 |
両軍とも10000の勢力が与えられ、制限時間180秒以内(イベント設定等により可変)に敵の勢力を0にしたチームの勝利。制限時間以内に0にできなかった場合は残りの勢力に関係なく引き分け、両者敗北扱い。キャラクターには使用するウェポンパック(後述)によってコストが設定されており、HP(耐久値)が0になると自軍の勢力からそのキャラクターのコスト分がマイナスされる。その時点で勢力が0になったら負けだが、1でも残っていれば再出撃できる。他作品(特にガンガン以降の「ガンダムvsシリーズ」)とは異なり、再出撃の際はHPは完全な状態で復活できる(ガンガン以降の「ガンダムvs」シリーズでは、再出撃時のコストが残り勢力を上回る場合、上回った割合に応じて再出撃時のHPが減算される)。
- ウェポンパック
- このゲームにおいて、キャラクターの武装、耐久値はウェポンパック(WP)によって決定される。基本的に性能の良いWPほどコストが高く、撃破された場合の損失も大きい。ただし、格闘攻撃や、ジャンプや飛行などの移動に関してもWPによらずキャラごとに固定である(武器の重さによって移動が制限されることはある)。
- また同一キャラクターのWPでも運用が全く異なるものもある(例えば、風澄徹のWPにはマシンガンを主体に中距離からの援護射撃を主体とする「レンジャー」系と、盾や近接戦に特化した装備で前線に出て戦う「アサルト」などがある)。これにより、事前に打ち合わせのできない「野良」での全国対戦でもNESiCAと携帯サイトを併用することである程度バランスの取れたチーム編成を組むことができる。
- 「∑」ではWPの見直しを実施し、全てのWPをアンロック状態に変更。公式モバイルサイトでの購入を撤廃している。(当時に購入したGPの補填は無し)
Ver1.21まではゲームモード選択の時点で使用するWPを選択していた(選択したらゲームオーバーまで変更不可能であった)が、Ver1.30以降はマッチング確定(味方メンバー、ステージの確定)ごとに各戦闘で選択するよう変更された。これにより、同時に実装された簡易チャットと合わせてプレイヤー間でのコスト、編成の調整をすることが容易となった。
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