オーストラリア大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 06:47 UTC 版)
概要
- 面積 - 約759万4700平方km
- 海岸線の長さ - 約19500km
- 肢節量(大陸面積と同面積の円の円周の長さに対する、海岸線の長さの比) - 2.01
- 沙漠の面積 - 約137万平方km
- 平均標高 - 約340m
現在のオーストラリア大陸の位置は中緯度高圧帯の付近にあり、特に冬季(7月頃)はほぼ直下に当たるため、常に乾燥した気候となっている。さらに、大陸の最東部に大分水嶺山脈があり、太平洋から水分を含んだ空気はここで大量の雨を降らして水分を失うため、その西には乾いた風を吹き降ろすこととなり、大陸中央部はさらに乾燥している。この結果、砂漠気候(BW)が約3割、ステップ気候(BS)も含めた乾燥地帯は5割を超える。しかし、大分水嶺山脈に降った雨は地下水となって山脈西部へも流れ下っているので、気候は乾燥しているものの、地下水を汲み上げることで牧畜などを行うことも可能である。なお、大陸の西部は大半が乾燥した砂漠や荒野で、人口のほとんどは比較的降雨のある海岸部の都市周辺に分布している。オーストラリア大陸には大分水嶺山脈のような山地も見られるものの、全体として浸食の進んだ平坦な大陸であり、オーストラリア大陸の最高峰は、大分水嶺山脈(古期造山帯)に存在する、標高2228mのコジオスコである。そして中部からは西部には極めて古く安定したオーストラリア楯状地が位置する。さらにごく一部ながらピルバラクラトンのような20億年以上も前に形成された岩石が残っている部分も存在する。太平洋沿岸のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」や、浸食によって形成されたウルル(別名、エアーズロック)など、世界的な観光名所も多い。
- ^ a b “古代インド人の豪州大陸への移住は約4000年前、新研究”. AFPBB News (2015年1月15日). 2022年5月4日閲覧。
- ^ “ミユビハリモグラ、豪大陸にも生息か”. Nikkei National Geographic (2013年1月9日). 2022年5月4日閲覧。
- ^ “900年前のアフリカ硬貨がひも解くオーストラリア史”. AFPBB News. (2013年8月23日) 2014年2月23日閲覧。
- ^ “オーストラリアを発見した日本人”. 産経新聞. (2014年4月8日). オリジナルの2014年4月8日時点におけるアーカイブ。
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