エンブレム
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文学におけるエンブレム
1531年、アウクスブルクで最初のエンブレム・ブックが出版された。イタリアの法学者アンドレーア・アルチャートの『エンブレマタ』である。それから2世紀にわたって、ヨーロッパではエンブレムが流行した。ここでいう「エンブレム」とは以下の3つから成る。
このエンブレムは、読者が自らの人生を自己言及的に検討することを意図した。エンブレムの複雑な連想はその知識を、文化的に洗練された見方、16世紀に特徴的な美術運動マニエリスムに伝えることができた。
関連書籍
- 藤代幸一『ヨーロッパ・エンブレムの旅』阿部真由美イラスト 東京書籍 1994
- マリオ・プラーツ『綺想主義研究 バロックのエンブレム類典』伊藤博明訳 ありな書房 1998
- アンドレア・アルチャーティ『エンブレム集』伊藤博明訳 ありな書房 2000
- アルブレヒト・シェーネ『エンブレムとバロック演劇』岡部仁,小野真紀子編訳 ありな書房 2002
- カール・ヨーゼフ・ヘルトゲン『英国におけるエンブレムの伝統 ルネサンス視覚文化の一面』川井万里子,松田美作子訳 慶應義塾大学出版会 2005
- 伊藤博明『綺想の表象学 エンブレムへの招待』ありな書房 2007
- マリオ・プラーツ『フランチェスコ・ピアンタの奇矯な彫刻 エンブレムのバロック的表象』伊藤博明訳 ありな書房 2008
- オットー・ウェニウス,ダニエル・ヘインシウス『愛のエンブレム集』伊藤博明訳 ありな書房 エンブレム原典叢書 2009
- ピーター・M・デイリー監修『エンブレムの宇宙 西欧図像学の誕生と発展と精華』伊藤博明監訳 ありな書房 2013
関連項目
- 1 エンブレムとは
- 2 エンブレムの概要
- 3 文学におけるエンブレム