ウチワヤンマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 15:01 UTC 版)
保全状況評価
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている[1]。
日本では以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[6]。
- 絶滅危惧II類 - 長崎県、東京都の南多摩と西多摩(北多摩と本土部では準絶滅危惧)[7]
- 準絶滅危惧 - 宮城県、長野県、高知県、熊本県[8]、宮崎県
- 希少野生生物(Cランク) - 青森県(環境省の準絶滅危惧相当)[9]
- 一般保護生物(D) - 千葉県(環境省の準絶滅危惧相当)[10]
- 分布特性上重要 - 鹿児島県
近縁種
海外では、亜種S. c. phaleratus (Selys, 1854)が記載されているが、分類の検討がなされていない[4]。
参考文献
- 井上清、谷幸三『トンボのすべて』トンボ出版、1999年6月1日。ISBN 4887161123。
- 田仲義弘、鈴木信夫『校庭の昆虫』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、1999年、102頁。ISBN 4-88137-073-1。
- 杉村光俊ほか『中国・四国のトンボ図鑑』ミナミヤンマ・クラブ、2008年、134頁。ISBN 978-4-87051-240-5。
- 福田晴夫ほか『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方 : 野山の宝石たち』(増補改訂版)南方新社、2009年、105頁。ISBN 978-4-86124-168-0。
- 尾園 暁、川島逸郎・二橋 亮『日本のトンボ』文一総合出版〈ネイチャーガイド〉、2012年、220頁。ISBN 978-4-8299-0119-9。
関連項目
- ^ a b c “IUCN 2012. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.1. (Sinictinogomphus clavatus)” (英語). IUCN. 2012年8月28日閲覧。
- ^ “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2011年8月24日閲覧。
- ^ トンボのすべて (1999)、134-135頁
- ^ a b c d 日本のトンボ(2012)
- ^ a b トンボのすべて (1999)、52頁
- ^ “日本のレッドデータ検索システム「ウチワヤンマ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2015年4月13日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
- ^ “東京都の保護上重要な野生生物種(本土部)2010年版” (PDF). 東京都. pp. 65 (2010年). 2012年8月28日閲覧。
- ^ “改訂・熊本県の保護上重要な野生動植物-レッドデータブックくまもと2009-” (PDF). 熊本県. pp. 359 (2009年). 2012年8月28日閲覧。
- ^ “青森県レッドデータブック(2010年改訂版)” (PDF). 青森県. pp. 253 (2010年). 2012年8月28日閲覧。
- ^ “千葉県レッドデータブック-動物編(2011年改訂版)” (PDF). 千葉県. pp. 234 (2011年). 2012年8月28日閲覧。
- 1 ウチワヤンマとは
- 2 ウチワヤンマの概要
- 3 保全状況評価
- 4 外部リンク
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