ウエスタンリバー鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/09 13:23 UTC 版)
概要
ウエスタンリバー鉄道 Western River Railroad | |||
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オープン日 | 1983年4月15日 (東京ディズニーランドと同時にオープン) | ||
スポンサー | タカラトミー | ||
所要時間 | 約15分 | ||
定員 | 140名/1編成 | ||
利用制限 | なし | ||
ファストパス | 対象外 | ||
シングルライダー | 対象外 |
ウエスタンリバー鉄道はTDLの東側にあり、アドベンチャーランドを出発し、クリッターカントリー、ウエスタンランドを経由してアドベンチャーランドへ戻ってくる蒸気機関車のアトラクション[2]。一方通行の環状線である。アトラクションとしての鉄道であり、移動手段ではない。アトラクションではあるものの、機関車には実際に蒸気で動く蒸気機関車が使われている。
蒸気機関車は4両ある。いずれも19世紀のアメリカで使われていた機関車を模した形状で[3]、協三工業が製造した[4]灯油焚き機関車(以前は重油であった)である。それぞれ「ミシシッピ号」、「リオ・グランデ号」、「ミズーリ号」、「コロラド号」と、アメリカ合衆国を流れる河の名前がつけられている[5]。それぞれの機関車に3両の客車がつく。
もともと、1983年4月15日に東京ディズニーランドと同時にオープンした際は「ミズーリ号」、「リオ・グランデ号」、「コロラド号」の3つだったが、輸送力増強を目的として、1991年10月から「ミシシッピ号」が加わった[6]。そのため、「ミシシッピ号」はそれ以前の機関車とくらべ、形状が多少異なっている[5]。
乗降できる駅は1つだが、それとは別に通過するのみ(風景の一つとして)の駅が存在する。それは「スティルウォーター・ジャンクション」という名で、出発してしばらくすると右手に見えてくる。乗降できない駅ではあるが、駅の内部まで細かく作られている。ほかにも、ウエスタンランドにも風景としての駅がひとつある。その名前は「ダスティベンド・デポッド」といい、ビッグサンダーマウンテンに差し掛かる場所(「キャンプ・ウッドチャック・キッチン」裏手)と見えてくる。
また、このアナウンスは常に同じ内容だが、アトラクションが改装中や長期運休中の時やパークの内容が大きく変わった時などは通常と異なるアナウンスが流れる。例として通常、ウエスタンランドへ入ったときは『ビッグサンダー・マウンテン』の紹介がされるが、『ビッグサンダー・マウンテン』が改装中のときはトム・ソーヤ島を紹介するアナウンスに変わった。また、『スプラッシュ・マウンテン』のオープン以降は『スプラッシュ・マウンテン』を紹介する内容が追加された。
2006年9月に、同アトラクションのスポンサーであるタカラトミー(契約自体は旧トミー時代に締結)が提供を一旦終了したが、再びタカラトミーとして改めてオフィシャルスポンサー契約を締結し、2007年4月1日からスポンサーに復帰した。
『ビッグサンダー・マウンテン』のトンネルに入ると『プライミーバル・ワールド』に突入することとなる。
アドベンチャーランドにあるアトラクションであるのに、名称が『ウエスタンリバー鉄道』となっているのは、通過するエリアが主にウエスタンランドだからである。
キャスト
役名 | 声優 |
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ナレーション | 青野武[7] |
乗車前アナウンス | 加瀬康之 |
- ^ ディズニーファン編集部 編『東京ディズニーリゾート トリビアガイドブック』講談社〈My Tokyo Disney Resort〉、2021年7月6日、52頁。ISBN 978-4-06-524508-8。OCLC 1259667583。
- ^ a b 『東京ディズニーランド大ガイド 海外のディズニーパテーマパークガイド付き』(第1版)講談社、東京、1997年11月4日。ISBN 4-06-267602-8。OCLC 170207940。
- ^ a b ディズニーファン編集部 編『東京ディズニーリゾート トリビアガイドブック』講談社〈My Tokyo Disney Resort〉、2021年7月6日、43頁。ISBN 978-4-06-524508-8。OCLC 1259667583。
- ^ “製品例 鉄道車両”. www.kyosankogyo.co.jp. 協三工業株式会社. 2021年6月7日閲覧。
- ^ a b c d e “【公式】あなたはどれだけ知っている!?「ウエスタンリバー鉄道」の蒸気機関車たち|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート”. www.tokyodisneyresort.jp (2015年7月14日). 2021年6月7日閲覧。
- ^ “【公式】「ウエスタンリバー鉄道」にまつわるエピソード|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート”. www.tokyodisneyresort.jp (2021年6月7日). 2021年6月7日閲覧。
- ^ 1983年 - 1999年までは村山明が担当していた。
- ^ この個体は、最初はサドルタンク式機関車だったが、テンダー式に改造されていた。その状態でディズニーに購入された。
- ^ “#4 Ernest S. Marsh” (英語). Walt's Apartment (2013年5月20日). 2021年5月28日閲覧。
- ^ “Denver and Rio Grande No. 1 Montezuma by GundamMech101 on DeviantArt” (英語). www.deviantart.com. 2021年5月28日閲覧。
- ^ 「蒸気機関車の構成要素」内「10.蒸気溜め(蒸気ドーム)」参照。
- ^ 実際にアドベンチャーランドのショップの名前としても使われている。
- ^ アトラクション内アナウンスでの呼称。
- ^ 「東京ディズニーランドの楽しい車輛たち」『鉄道模型趣味増刊 プレイモデル No.11』通算432号、機芸出版社、1983年7月20日、P.62。
- ^ 「愛蔵版 鉄道模型考古学N : オールカラーで蘇る、Nゲージ創生期〜1990年頃の機関車モデル」 P.169、ネコ・パブリッシング、2013年4月、 ISBN 978-4-7770-5345-2。
- ^ タカラトミー. “スポンサー活動(テーマパーク)”. タカラトミー公式ウェブサイト. 2017年9月4日閲覧。
- ^ これは恐竜の世界へとタイムトリップするから。
- ^ “【公式】プラットホームやキャストにも注目!|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート”. www.tokyodisneyresort.jp. 2021年6月7日閲覧。
- ^ “東京ディズニーランド®「ウエスタンリバー鉄道」における「ボイラー性能検査」の有効期限切れでの運行について”. 株式会社オリエンタルランド (2023年6月9日). 2023年6月9日閲覧。
- ^ 日本テレビ (2023年6月9日). “【ディズニー】アトラクションに不備発覚でオリエンタルランドが謝罪 5万人以上が利用”. 日テレNEWS. 2023年6月9日閲覧。
- 1 ウエスタンリバー鉄道とは
- 2 ウエスタンリバー鉄道の概要
- 3 経緯
- 4 補足事項
- 5 関連項目
固有名詞の分類
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