アラム文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/24 18:04 UTC 版)
アラム文字から派生した文字
アラム語はアケメネス朝の公用語であり、アケメネス朝の継承者を自称したパルティアでもアラム語を採用した。このため、非常に多くの言語でアラム文字そのものか、アラム文字に由来する文字体系が使われるようになった。
セム系の言語の表記に使われたものではヘブライ文字、パルミラ文字、ナバテア文字、マンダ文字、シリア文字、アラビア文字がある。
イラン語派の言語の表記にもアラム文字やシリア文字、およびアラム文字系統のパフラヴィー文字、アヴェスター文字、ソグド文字が使われた。ソグド文字からはまたウイグル文字、モンゴル文字、満州文字が派生した。
突厥文字もアラム文字系統である可能性が高い。
インドのカローシュティー文字はアラム文字の系統であるが、アブギダに変化している。ブラーフミー文字についてもアラム文字由来説がある。
Unicode
Unicode では、以下の領域に次の文字が収録されている。
U+ | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F |
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10840 | 𐡀 | 𐡁 | 𐡂 | 𐡃 | 𐡄 | 𐡅 | 𐡆 | 𐡇 | 𐡈 | 𐡉 | 𐡊 | 𐡋 | 𐡌 | 𐡍 | 𐡎 | 𐡏 |
10850 | 𐡐 | 𐡑 | 𐡒 | 𐡓 | 𐡔 | 𐡕 | 𐡗 | 𐡘 | 𐡙 | 𐡚 | 𐡛 | 𐡜 | 𐡝 | 𐡞 | 𐡟 |
参考文献
- 「アラム文字」『言語学大辞典 別巻 世界文字辞典 』三省堂書店、2001年 7月10日発行
- 1 アラム文字とは
- 2 アラム文字の概要
- 3 アラム文字から派生した文字
- 4 外部リンク
アラム文字と同じ種類の言葉
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