アマミセイシカ 特徴

アマミセイシカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 15:26 UTC 版)

特徴

高さは2-5mになる。若いは無毛で、若枝や若葉は緑色。は互生し枝先に集まってつき、葉柄は長さ7-15mmになる。葉は革質で、葉身は長さ4-8cm、幅1-2cmになり、狭長楕円形で、先はやや長くとがり先端に腺状突起があり、基部はくさび形で葉柄に流れ、両面は無毛で葉脈はあまり目立たない。

花期は3-5月。それぞれの1個の花芽に1個のをつけ、枝先に1-4個の花をつける。花柄は長さ1.5-2cmになり、花冠は白色[1]または淡桃紫色で、径4-5cmの漏斗状鐘形で5深裂し、花冠の上側内面に淡黄緑色[1]の斑点がある。雄蘂は10本で花糸の基部も無毛[1]花柱は長さ3.5-4cmになり無毛。果実蒴果で長さ2.5-4cmの円筒形になり、秋に開裂する。

分布と生育環境

奄美大島に分布し、川岸の岩場や林内に生育する。石垣島西表島に分布するセイシカ変種。独立種とする見解もある。

ギャラリー

シノニム

  • Rhododendron ellipticum Maxim. var. amamiense (Ohwi) Masam.
  • Rhododendron leiopodum Hayata var. amamiense (Ohwi) Ohwi
  • Rhododendron amamiense Ohwi

  1. ^ a b c 『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物) 山溪ハンディ図鑑5』p.106-107


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