ひろしま駅ビル ASSE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 00:14 UTC 版)
ひろしま駅ビル アッセ ASSE | |
---|---|
入り口(2007年10月) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒732-0822 広島県広島市南区松原町2-37 |
開業日 |
1965年12月(ひろしま駅ビルとして) 1999年4月(ひろしま駅ビル ASSEへ改称) |
閉業日 | 2020年3月31日 |
施設所有者 | 西日本旅客鉄道 |
施設管理者 | 中国SC開発 |
店舗数 | 136店舗 |
営業時間 | 7:00 - 22:00 |
駐車台数 | 85台 |
前身 | ひろしま駅ビル |
外部リンク | https://www.ekie.jp/asse/ |
WEST ステーションビル |
この項目では、同じ事業会社が運営する、広島駅新幹線口の商業施設であるekie(エキエ)についても記す。
概要
広島駅南口駅舎(地上7階・地下1階建て)の大半を占有する。1階改札口前のコンコース部分とその上空(2階の吹き抜け部分)を除いて商業施設が並ぶ。地下1階と3階に改札口が設けられており、駅構内に直結している。元々は単独の法人(広島ステーションビル株式会社)による運営だったが、2010年4月1日を以てJR西日本子会社の別の駅ビル運営会社である中国SC開発と合併し、現在は同社の運営となっている。
後述の駅ビル全面改築により、2020年3月31日で閉館した。
沿革
- 1965年(昭和40年)12月 - ひろしま駅ビル完成。
- 1975年(昭和50年)3月10日 - 広島新幹線名店街完成。
- 1999年(平成11年)4月 - ひろしま駅ビル ASSE完成。
- 2020年(令和2年)
- 3月31日 - 現駅ビル閉館。
- 春 - 現駅ビル解体。
- 2025年(令和7年)度 - 新駅ビル完成予定。
ekie
1975年3月10日の山陽新幹線開通に合わせて、新幹線口西側の高架下に広島新幹線名店街として開業した。店舗は主に新幹線口の西側1階に集中し、2階に店舗を置く店もある。お土産屋・飲食店・書店・フィットネスセンターなど46店が出店している。
広島駅新幹線口の改良工事に合わせ、2015年5月22日に増床・リニューアルした[1]。「広島の名産・銘品の発見、発信」をコンセプトに、1階は飲食店を除く店舗群をほぼ総入れ替えし、2階は書店とカフェの複合型店舗「Books&Cafe 廣文館」となった。
2018年9月以降、1階が「ekie WESTエリア」としての全面リニューアルが行われている。2階の「Books&Cafe 廣文館」はそのままekie WESTエリアのテナントとして存続している。
広島駅の橋上駅舎化により誕生した南北自由通路の東側に、2017年10月にオープンした(後述のエリア拡張時に「ekie SOUTHエリア」と改称されている)。
2018年には新幹線口高架下エリア(かつてみどりの窓口・旅行センターが設けられていたエリア)に拡張し、「ekie NORTHエリア」としてオープン、飲食店や土産物店が集積するゾーンとなった。
ひろしま駅ビル時代
1965年12月に現在の駅ビルが開業した時は「ひろしま駅ビル」(ひろしまえきビル)を名乗っていた。1990年代には屋上遊園地・展望台浴場・映画館・ホテルなど当時のデパートに匹敵するほどの施設があった。1999年のASSE改装により全て退去しており、空いたスペースにはテナントが入居している。
- 1975年3月10日現在(山陽新幹線開業当時)の各フロアの構成[2]
-
- 地下1階 - 地下食堂街・食品売り場
- 1階 - 駅改札・集札口・みどりの窓口・待合室・みやげもの売り場(広島駅)
- 2階 - 食堂・喫茶店・旅行案内・ゲームコーナー
- 3階 - 百貨うりば(専門店街)・ステーションシネマ(映画館)
- 4階 - 女性教室(カルチャーセンター)・名店食堂街 / お好み食堂街
- 5階 - ステーションホテル・医療センター
- 6階 - ステーションホテル
- 7階 - 展望浴場・展望食堂・屋上こども遊園・観賞魚コーナー
広島ステーションシネマ
広島ステーションシネマ | |
---|---|
情報 | |
完成 | 1965年12月1日 |
開館 | 1965年12月1日 |
開館公演 |
大脱走 各社 新着ニュース[3] |
閉館 | 1998年 |
用途 | 映画上映 |
所在地 |
広島県広島市南区松原町2-37 ひろしま駅ビル3階 |
広島ステーションシネマ(ひろしまステーションシネマ)は、以前ひろしま駅ビル3階にあった映画館。1998年の全面改装前に閉館した。
余談だが、末期の広島ステーションシネマで自主上映会を任されていた溝口徹は、閉館後に横川シネマ!!の支配人になっている。
広島ステーションホテル
広島ステーションホテル | |
---|---|
ホテル概要 | |
運営 | 阪急ホテルチェーン |
部屋数 | 81室 |
開業 | 1965年12月1日 |
閉業 | 1998年 |
最寄駅 | 広島駅 |
広島ステーションホテル(ひろしまステーションホテル)は、以前ひろしま駅ビル5・6階にあったビジネスホテル。阪急ホテルチェーンが運営を行い、客室数は和室・洋室を合わせて計81室。レストラン・結婚式場・展望浴場(別経営)などを整備していた[4]。1998年の全面改装前に閉店した。
- ^ 『広島駅 広島新幹線名店街増床オープンについて』(プレスリリース)西日本旅客鉄道・中国SC開発、2015年5月7日 。2015年7月20日閲覧。
- ^ 中国新聞 夕刊 1975年3月10日 4ページ 広告
- ^ 中国新聞 夕刊 1965年12月1日 4ページ 映画上映案内広告
- ^ 中国新聞 夕刊 1965年12月1日 13ページ 広告
- ^ “広電、高架案に方針転換”. 中国新聞. (2013年1月19日). オリジナルの2013年1月22日時点におけるアーカイブ。 2019年3月16日閲覧。
- ^ “広島電鉄:「駅前大橋線」高架案 アッセ建て替え不可避−−JR広島支社長 /広島”. 毎日新聞地域面. (2013年2月2日)
- ^ 『広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針の決定について』(プレスリリース)広島市道路交通局都市交通部、2014年9月2日 。
- ^ “広島駅ビルの建替え計画について”. 西日本旅客鉄道・JR西日本不動産開発・中国SC開発・ジェイアール西日本ホテル開発. (2019年3月15日) 2019年3月16日閲覧。
- ^ “旧広島駅ビルの壁面飾り55年 舟越保武さんの彫刻作品を廃棄 2020年の建て替え時に”. 中国新聞デジタル. 中国新聞社 (2023年7月17日). 2023年7月18日閲覧。
- 1 ひろしま駅ビル ASSEとは
- 2 ひろしま駅ビル ASSEの概要
- 3 ひろしま駅ビル ASSE 時代
- 4 改築計画
- 5 参照
固有名詞の分類
- ひろしま駅ビル ASSEのページへのリンク