守株待兔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 10:08 UTC 版)
歌詞は中国の法家の思想書の一つ『韓非子五蠹篇』の中にある説話「守株待兔(しゅしゅたいと、(くひぜをまもりてうさぎをまつ)」から録られたものである。説話の内容は、 昔宋に農民がいた。彼の畑の隅に切り株があり、ある日そこにうさぎがぶつかり、首の骨を折って死んだ。 獲物を持ち帰ってごちそうを食べた百姓は、それに味をしめ、次の日からは鍬を捨て、またうさぎがこないかと待っていたが、二度と来なかった。そのために作物は実らず、百姓は国の笑いものになった。 ここから守株(しゅしゅ)という成句ができた。本来は、古い習慣に確執し、全く進歩がないこと、また、臨機応変の能力がないことの意味であり、韓非はこの説話を、古の聖人の行ったような徳治を行うべきだという儒家の主張を批判し、「昔の統治方法をそのまま用いるのではなく、時代に合わせて変えるべきだ」という文脈で用いた。 [いつ?]「改新」や「改革」などということばが悪しく取られかねない「滅私奉公」の時代であったため、偶然の幸運を当てにして時間を無為に過ごすな。楽をして金儲けをしようと思うなというふうに教えられた。
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