厭

デジタル大辞泉

えん【^×厭】

読み方：えん

［音］エン（呉）（漢）　オン（慣）　ヨウ（エフ）（呉）（漢）　［訓］あきる　いとう　いや

〈エン〉いとう。いやになる。「厭世・厭戦・厭離穢土(えんりえど)／倦厭(けんえん)」

〈オン〉いとう。「厭離(おんり)」

〈ヨウ〉おさえつける。「禁厭(きんよう)」

[補説] は慣用音で「エン」と読むことがある。

いや【嫌／^×厭】

読み方：いや

《「否(いや)」と同語源》

［形動］［文］［ナリ］

１ 欲しないさま。したくないさま。きらいだ。「—なものは—だ」「ピアノのレッスンがだんだん—になる」

２ 不愉快なさま。「—な顔一つせず手伝う」「会合で—な思いをする」「—な天気」→いやに

[派生] いやがる［動ラ五］いやさ［名］

［接頭］《近世上方語》名詞に付いて、いやな、いとわしい、の意を表す。「—客」「—勤め」

「茨木屋にて御存じの—男にあひ申し候」〈浮・一代男・七〉

や【^▽嫌／^×厭】

読み方：や

［形動］「いや（嫌）」の音変化。感動詞的に用いることもある。「顔を見るのも—なやつ」「手伝うなんて—なこった」「—だ、食べたくない」

おん【怨／^×苑／^▽園／遠／^×厭】

読み方：おん

〈怨〉⇒えん

〈苑〉⇒えん

〈園〉⇒えん

〈遠〉⇒えん

〈厭〉⇒えん

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

厭

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 01:50 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : エン(エム)、ヨウ(エフ)
  • 漢音 : エン(エム)、ヨウ(エフ)
  • 慣用音 : オン(オム)
• 訓読み

  いと-う、いと-わしい、いや、きら-う、あ-きる

形容動詞

1. （いや）拒否したいと思うこと。不愉快だと思うこと。

熟語

• 厭悪
• 厭忌
• 厭気
• 厭婚
• 厭人
• 厭世
• 厭戦
• 厭物
• 厭離
• 厭離穢土

漢字辞典

厭

厭	画数：14 音読み：エン、 オウ、 ヨウ、 オン、 アン、 ユウ 訓読み：あきる、 いとう、 いや、 おさえる ピンイン：yan4 / yan1 ハングル：염、 암、 엽 対応する英語：get tired of, satiate, bore

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「厭」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女は、自分の邪魔になるようであれば古い親友と関係を絶つことも厭わないと思っている。
• 公衆の面前に姿を見せなければならないのが厭だった。
• 彼はあまりにも厭世的な見方をしすぎる.
• 厭戦気分が全軍に染み渡っていた.
• 厭世家
• 厭世観
• 厭世主義
• 厭世的
• 世を厭う
• 世を厭う人
• 厭味を言う
• 露をだに厭う
• 濡れぬ先こそ露をも厭え
• 厭味たっぷりな男だ