きら・う〔きらふ〕【嫌う】
読み方:きらう
[動ワ五(ハ四)]
1 いやがって、その対象とかかわりたくないと思う。好ましくないものとして、避ける。「世間から—・われる」「不誠実な人を—・う」
2 はばかって、それをしないようにする。また、そうすることをいやだと思う。「葬式は友引の日を—・う」「相手の差し手を—・う」
3 (人になぞらえた言い方で)それがあるとそこなわれやすいので避けるべきである。「塩は湿気を—・う」
4 (「きらわず」の形で用いる)区別する。わけへだてをする。「相手—・わず論争を挑む」「所—・わずつばをはく」
5 連歌・連句で、句の配列上、同類の言葉を付けたり、ある特定の語を特定の場所に使ったりすることを忌み避ける。
「穢(きたな)き奴(やっこ)どもを—・ひ賜ひ棄て賜ふに依りて」〈続紀・宣命・一九詔〉
[用法] きらう・いやがる——「ゴキブリを嫌う(いやがる)」では相通じて用いられるが、「ごきぶりを嫌って、見るのもいやがった」では「嫌う」「いやがる」を入れ換えると不自然になる。◇「嫌う」はいやだと思う気持ちを示すだけだが、「いやがる」は嫌う気持ちを態度や言葉に表すことである。「母と別れるのをいやがって泣いた」「いやがる相手を交渉の場に引き出す」などでは「嫌う」は使わない。◇類似の語に「いとう」がある。「いとう」はやや古い言葉で、「世をいとう」のように、できれば避けたいものだという気持ちが強い。◇また、「おからだ、十分においといください」は、悪い要素を避けておいたわりくださいの意で、「いとう」独特の用法。
きら◦う〔きらふ〕【▽霧らふ】
きらう
出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 06:24 UTC 版)
発音
動詞
きらう【嫌う】
活用
関連語
類義語
対義語
翻訳
- アイスランド語: hata
- アイルランド語: fuathaigh
- アフリカーンス語: verfoei
- アラビア語: كره
- アルメニア語: ատել
- イタリア語: odiare
- インターリングア: odiar
- インドネシア語: membenci
- ウイグル語: ئۆچلۈك قىلماق(öchlük qilmaq)
- ウェールズ語: casau, ffieiddio
- 英語: hate, detest; abhor
- エストニア語: vihkama
- エスペラント: malami
- オランダ語: haten
- カタルーニャ語: odiar
- ガリシア語: detestar
- ギリシア語: μισώ
- クロアチア語: mrziti
- シンハラ語: වෛර කරනවා
- スウェーデン語: hata
- スペイン語: detestar, odiar; aborrecer; rechazar
- スロヴァキア語: nenávidieť
- スロヴェニア語: sovražiti
- チェコ語: nenávidět
- 中国語: 憎恨
- 朝鮮語: 몹시 싫어하다 (mopsi silheohada)
- テルグ語: ఏవగించుకొను (EvagiMcukonu)
- デンマーク語: hade
- ドイツ語: hassen
- トルコ語: nefret etmek
- 西フリジア語: haatsje
- ネパール語: घृणा गर्नु
- ブークモール: hate
- パピアメント語: odia
- ハンガリー語: utál
- ヒンディー語: नफ़रत करना
- フィンランド語: inhota
- フェロー語: hata
- フランス語: mépriser
- ブルトン語: kasaat
- ヘブライ語: שנאה
- ポーランド語: nienawidzieć
- ボスニア語: mrziti
- ポルトガル語: odiar
- マルタ語: bagħad
- ラテン語: contemno
- ラトヴィア語: ienīst
- リトアニア語: neapkęsti
- ルーマニア語: a urî
- ロシア語: ненавидеть
嫌
嫌 |
「きらう」の例文・使い方・用例・文例
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