えんせい‐しゅぎ【×厭世主義】
読み方:えんせいしゅぎ
「厭世観1」に同じ。
えんせいしゅぎ 【厭世主義】
悲観主義
厭世主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:51 UTC 版)
テオグニスの代表作として、以下の厭世的な死生観を説く詩がある。 地上にある人間にとって何よりもよいこと、それは生まれもせず まばゆい陽の光も目にせぬこと。 だが生まれた以上は、できるだけ早く冥府(ハデス)の門を通って うず高く積み重なる土の下に横たわること。 — 西村賀子訳『エレゲイア詩集』425-428行 この詩は『エレゲイア詩集』だけでなく、セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義哲学の概要』3巻231節やストバイオス(英語版)の引用によっても伝わる。 同様の死生観はテオグニスだけでなく、アリストテレス『エウデモス』断片所引の諺、ソポクレス『コロノスのオイディプス』1224-1228行、バッキュリデス『祝勝歌』5番160行、喜劇作家プラトンの詩などにも見られるが、古代ギリシアではテオグニスが代表格とされる。 21世紀現代では、この詩は反出生主義(誕生否定)の先駆の一つとされる。
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「厭世主義」の例文・使い方・用例・文例
- 厭世主義
- 厭世主義という考え方
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