インタークーラー
過給機の出口と吸気マニホールドとの間に設けられる空気の冷却装置。圧縮機により、吸入空気は断熱的に圧縮されるために昇温する。これにより充填効率が低下したり、エンジン圧縮終わりの混合気温度が上昇し、ノッキングを起こす。また、圧縮された空気の温度を下げることにより過給機の背圧が小さくなるため、過給機の効率が改善される。エンジンに供給される新気の温度を低下させることが大切である。インタークーラーには水冷式と空冷式があり、一般に構造が簡単な空冷式が多い。装着性の面からは水冷式が優れているが、冷却水で奪った熱を車両のラジエーターから大気中に放散するため、ラジエーターがやや大きくなる。
インタークーラー
(intercooler から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 08:24 UTC 版)
インタークーラー(英: intercooler)は、船舶、鉄道車両、自動車、航空機や発電機などに用いられる過給機(ターボ、スーパーチャージャーなど)付き内燃機関用補機で、過給機の圧縮により温度が上がった空気を冷却する熱交換器である。燃費と出力(トルク、仕事率)が改善する。
- ^ Auto Prove 編集部 (2015年4月27日). “トヨタ ついに登場したトヨタのダウンサイジング直噴ターボエンジン”. Auto Prove (モータープランニング) 2018年8月25日閲覧。
- 1 インタークーラーとは
- 2 インタークーラーの概要
- 3 解説
- 4 船舶、艦船への設置方式
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