こぐま座銀河
分類:銀河
名称:こぐま座銀河(Ursa Minor)
小分類:楕円銀河
属する銀河群:局部銀河群
属する星座:こぐま座
約30個の銀河が確認されている局部銀河群は、わたしたちの太陽系のある銀河系銀河、そしてアンドロメダ銀河を中心に、直径約600万光年の範囲に広がっています。その一員である、こぐま座銀河は、地球から約25万光年の距離でありながら、まばらな暗い矮小楕円銀河であるため、観測しにくい対象となっています。
1.見つけ方のポイントは?
こぐま座そのものは、北極星ポラリスを含む北天の星座で、おおぐま座の北斗七星と似た形です。午後8時の南中は7月中旬です。こぐま座銀河は見かけ上、その近くにありますが、明るさが11.6等なので、観察には大双眼鏡から小望遠鏡が必要です。地球から約25万光年付近の銀河系外縁に、りゅう座銀河などとともに矮小銀河のグループを形作っています。
2.どのような特徴があるの?
こぐま座銀河は、平均的な明るさを持ち、内部の構造も平均的という楕円銀河の特徴を持っています。しかし、同じ楕円銀河であるしし座銀河II系、やりゅう座銀河に比べると扁平な形をしています。銀河の9割近くは、このような小型の銀河です。
※参考文献:河島信樹・監修/三品隆司ほか編「スペース・アトラス」PHP研究所、パトリック・ムーア編/中村士ほか訳「ギネスワールド天文と宇宙」講談社、小平桂一ほか編「平凡社版天文の事典」平凡社、国立天文台・編「理科年表」丸善
こぐま座
(Ursa Minor から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 14:59 UTC 版)
こぐま座(こぐまざ、小熊座、Ursa Minor、英語: Little Dipper)は、北天の星座で、トレミーの48星座の1つ。北半球では1年中見ることができる。小北斗七星と呼ばれる事がある[1]。α星のポラリスは、現在の北極星である。
- ^ “「道しるべ」~導く星☆北極星~”. 鹿角平天文台通信. 2022年3月26日閲覧。
- ^ “* alf UMi -- Classical Cepheid (delta Cep type)”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年2月8日閲覧。
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- ^ a b c d “IAU Catalog of Star Names (IAU-CSN)”. 国際天文学連合 (2017年6月30日). 2017年10月2日閲覧。
- ^ “* gam UMi -- Variable Star of delta Sct type”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年3月30日閲覧。
- ^ a b c d Ian Ridpath. “Star Tales - Ursae Minoris”. 2017年10月2日閲覧。
- ^ a b 『グロティウスの星座図帳 : ゲルマニクス“アラトスのファイノメナ"の邦訳』〈天文資料解説集〉千葉市立郷土博物館、1999年3月、24頁。 NCID BA84126606。
- ^ a b c “伝エラトステネス『星座論』(1) おおぐま座・こぐま座”. 2022年8月31日閲覧。
- ^ Ian Ridpath. “Ursa Major”. Star Tales. 2016年12月29日閲覧。
- ^ Ian Ridpath. “Boötes”. Star Tales. 2017年2月28日閲覧。
- ^ Wolfgang Schadewaldt 著、河原忠彦 訳 『星のギリシア神話』白水社、1988年9月10日、28頁。ISBN 4-560-01877-4。
- ^ “伝エラトステネス『星座論』(3) へびつかい座・さそり座・うしかい座”. 2022年8月31日閲覧。
- ^ Allen, Richard H. (2013-02-28). Star Names: Their Lore and Meaning. Courier Corporation. p. 420. ISBN 978-0-486-13766-7
- ^ 原恵 『星座の神話: 星座史と星名の意味』(新装改訂版第4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日、132頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 。
「ursa minor」の例文・使い方・用例・文例
- Ninkhursagが崇拝された名前
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