RCBシリーズ
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「ホンダ・ロードレーサー」の記事における「RCBシリーズ」の解説
RCB(アールシービー)は、1976年型ロードスポーツCB750Four(空冷4ストロークSOHC直列4気筒736 ccエンジン)のクランクケースとボアアップしたシリンダーにDOHC化したシリンダーヘッドを組み合わせたワークスマシンのロードレーサーである。主に耐久レースで活躍する。ホンダは1975年のボルドール24時間耐久ロードレースでカワサキZ1改が1-2-3フィニッシュを飾ったことに衝撃を受け、ワークス活動を再開してRCBを開発する。後継はRS1000。1979年型はロードスポーツCB750F。前出とは別にCBR400RR用水冷4ストロークDOHC 直列4気筒 399 ccエンジンをベースに開発されたRCB400が1988年の全日本選手権TTF-3に参戦した。 RCB480 RCB480は、1976年型ワークスマシンのロードレーサーである。1976年4月25日に開催されたオランダ・ザンドヴォルク600 kmのデビュー戦で優勝する。 RCB480の仕様(空冷4ストローク直列4気筒、915.2 cc、115 PS) RCB480の仕様 エンジン - 空冷4ストローク直列4気筒排気量 - 915.2 cc ボア・ストローク - 68 × 63 mm 最高出力 - 115 PS / 9,500 rpm RCB480A RCB480Aは、1976年型ワークスマシンのロードレーサーである。RCB480Aは2車種ある。 RCB480A(915.2 cc)の仕様(空冷4ストローク直列4気筒、915.2 cc、110 PS) RCB480A(915.2 cc)の仕様 エンジン - 空冷4ストローク直列4気筒排気量 - 915.2 cc ボア・ストローク - 68 × 63 mm 最高出力 - 110 PS / 9,000 rpm RCB480A(941 cc)の仕様(空冷4ストローク直列4気筒、941 cc、110 PS) RCB480A(941 cc)の仕様 エンジン - 空冷4ストローク直列4気筒排気量 - 941 cc ボア・ストローク - 68 × 64.8 mm 最高出力 - 110 PS / 9,000 rpm RCB481A RCB481Aは、新型フレームにクランクを新設計したエンジンを搭載する1977年型ワークスマシンのロードレーサーである。 RCB481Aの仕様(空冷4ストローク直列4気筒、997 cc、120 PS) RCB481Aの仕様 エンジン - 空冷4ストローク直列4気筒排気量 - 997 cc ボア・ストローク - 70 × 64.8 mm 最高出力 - 120 PS / 9,000 rpm RCB482A RCB482Aは、クランクケースとシリンダーヘッドを改良した1978年型ワークスマシンのロードレーサーである。 RCB482Aの仕様(空冷4ストローク直列4気筒、997 cc、135 PS) RCB482Aの仕様 エンジン - 空冷4ストローク直列4気筒排気量 - 997 cc ボア・ストローク - 70 × 64.8 mm 最高出力 - 135 PS / 10,000 rpm RCB483 RCB483は、1978年型ロードスポーツCB900Fを基に開発された1979年型ワークスマシンのロードレーサーである。CB900Fのエンジン設計は1000 cc対応ではないため、排気量アップの改造には限界があり、1000 ccフルスケールを実現できなかった。 RCB483の仕様(空冷4ストローク直列4気筒、902 cc) RCB483の仕様 エンジン - 空冷4ストローク直列4気筒
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