ホークスビー (Hauksbee,Francis)
ホークスビーという人は
ピカールが発見した水銀燐光に着目し、この現象は摩擦が電気を発生させ、この電気が真空中で放電発光しているものだとした。真空放電、蛍光発光の先駆けである。
ホークスビーの主な経歴
ホークスビーの起電機
1709年、ゲーリッケ起電機の硫黄球をガラス球にかえて、火花放電、電気の引力、斥力の実験を行った。 ゲーリッケ起電機は、それ以前のものに比べれば安定な状態で火花放電を観察できるものであったが、装置が異音や光を発したり、人体にショックを与えたりすることがあった。 ガラス製の中空半球の容器内側全面に糸をつけ、容器中心にガラス球を置き、このガラス球を摩擦すると垂れていた糸は中心のガラス球に向かって伸びた。 このころから電気の引力作用は磁気のそれと似ているが、磁力に比べると力を保持できる期間が短いなど、相違点が認識されていった。
ガラス球による起電機はそれまでの硫黄球によるものよりも強い電気を発生させることが可能であり、この発明によって今でいう静電気を用いた実験はおおいに盛り上がっていった。
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