Douze études de style et de perfectionneme Op.14とは? わかりやすく解説

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ラヴィーナ:様式と完成の12の練習曲

英語表記/番号出版情報
ラヴィーナ:様式と完成の12の練習曲Douze études de style et de perfectionneme Op.14出版年1846年  初版出版地/出版社Mme Cendrier 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ハ長調 C-dur1分30秒 No Image
2 変イ長調 As-dur3分00 No Image
3 イ長調 A-dur2分30秒 No Image
4 変ト長調 Ges-dur2分00 No Image
5 イ短調 a-moll2分00 No Image
6 ロ短調 h-moll2分30秒 No Image
7 変ホ長調 Es-dur2分00 No Image
8 ロ長調 H-dur3分00 No Image
9 ニ長調 D-dur2分30秒 No Image
10 嬰へ短調 fis-moll2分30秒 No Image
11 変ニ長調 Des-dur3分30秒 No Image
12 ト長調 G-dur5分00 No Image

作品解説

2011年5月 執筆者: 上田 泰史 

ラヴィーナが世紀前半出した3つの練習曲集(作品1、3、14)のうちの第3集1840年代にはいると、練習曲というジャンルは卖に三度オクターヴといったテクニック上の難しさばかりでなく、歌唱的な旋律フレージング繊細な強弱変化をいかに表現するかという点にウェイト置かれるうになる実際、この曲集には多く強弱記号加えイタリア語による楽想用語が入念に書き込まれている。《様式と向上の練習曲》というタイトルは、音楽院先輩にあたるF. カルクブレンナー作品143用いたのがおそらく最初である。このタイトルは、曲集の内容から察するに、バレエロマンス行進曲といった様々な曲種をそのスタイルに応じて引き分ける能力それぞれに様式特有のテクニック向上させることを意図してつけられたものである説明便宜上、ラヴィーナの曲集の各曲スタイルを表にすれば次のうになる

1バレエ7ファンファーレ速歩行進曲
2歌曲ロマンス8歌曲ロマンス
3バレエ9ワルツ
4歌曲(オペラ・アリア)10カプリス
5歌曲シャンソネット11歌曲(オペラ・アリア)
6器楽ピアノ弦楽器特有の動き10行進曲

バレエ」ではスタッカート飛び跳ねる動き特徴があり、「歌曲」では様々な音型で旋律伴奏型が用いられ、各パート繊細な弾き分け要求される第7曲目はロッシーニ風の序曲で、ラヴィーナが若い頃編曲し親しんだウィリアム・テル序曲思わせるマルモンテル回想によればロッシーニはこの若きピアニスト才気感じ、しばしば自作ピアノ小品をラヴィーナに演奏させたという。ラヴィーナは後に「高名なわが友、ジョアキーノ・ロッシーニ」に傑出した祈り音楽詩》作品51捧げている。彼は40年代から50年代初めにかけて、人前自作練習曲弾いた記録残っているが、おそらくこの曲集からもいくつか演奏されたことであろう。なお、この練習曲集先立つ大作12演奏会用練習曲作品1と同様、パリ音楽院教材採用された。




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