DATE 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
説明
DATE 関数は、特定の日付を表す連続したシリアル値を返します。たとえば、
は、2008 年 7 月 8 日を表すシリアル値 39637 を返します。
メモ この関数を挿入する前のセルの表示形式が [標準] であった場合、結果は日付形式になります。シリアル値を表示する場合、または日付の形式を変更する場合は、[ホーム] タブの [日付] で別の表示形式を選択します。
DATE 関数は、年、月、日の値が数式またはセル範囲で指定される場合に特に便利です。たとえば、YYYYMMDD のように Excel で認識できない形式の日付がワークシートに含まれているとします。この場合、DATE 関数を他の関数と組み合わせて使用することで、日付を、Excel で認識できるシリアル値に変換できます。詳細については、この記事の「使用例」の表を参照してください。
書式
DATE(年,月,日)
- 年 必ず指定します。"年" 引数には、1 ~ 4 桁で年を指定します。"年" 引数の解釈は、コンピューターで使用されている日付システムによって異なります。Windows 版 Microsoft Excel の標準では 1900 年日付システムが使われます。
ヒント 不適切な結果が生成されるのを防ぐため、"年" 引数には 4 桁の数値を使用することをお勧めします。たとえば、"07" を使用すると、年の値として "1907" が返されます。
- "年" の値が 0 ~ 1899 の範囲の場合、1900 を加えた値が実際の年になります。たとえば、
DATE(108,1,2)
は 2008 (1900+108) 年 1 月 2 日を返します。 - "年" の値が 1900 ~ 9999 の範囲の場合、その値が実際の年になります。たとえば、
DATE(2008,1,2)
は 2008 年 1 月 2 日を返します。 - "年" の値が負の値または 10000 以上の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
- 月 必ず指定します。月を表す正または負の整数を指定します。ただし、返される値の範囲は 1 ~ 12 (1 月から 12 月) になります。
- "月" に 12 より大きい数値を指定すると、指定した年の最初の月に、"月" 引数を加えた月を指定したと見なされます。たとえば、
DATE(2008,14,2)
は 2009 年 2 月 2 日を表すシリアル値を返します。 - "月" に 1 より小さい数値を指定すると、指定した年の最初の月から、"月" 引数の絶対値に 1 を加えた月数を減算した月を指定したと見なされます。たとえば、
DATE(2008,-3,2)
は 2007 年 9 月 2 日を表すシリアル値を返します。 - 日 必ず指定します。日を表す正または負の整数を指定します。ただし、返される値の範囲は 1 ~ 31 になります。
メモ Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1900 年 1 月 1 日はシリアル値 1 として保存されます。2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,447 日後に当たるので、シリアル値は 39,448 になります。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
- 空のブックまたはワークシートを作成します。
- ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。
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メモ 数値をシリアル値として表示するには、セルを選択して、[ホーム] タブの [数値] で [表示形式] の横の矢印をクリックし、[数値] をクリックします。
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