A330-200の開発とは? わかりやすく解説

A330-200の開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 05:50 UTC 版)

エアバスA330」の記事における「A330-200の開発」の解説

A330販売は、1980年代後半まとまった受注集めた後は、下火になっていた。航空会社長大航続距離性能を持つ双発機求めるようになっていた。また、姉妹機となるA3401993年3月路線就航開始していたが、その後段階的に最大離陸重量引き上げられ航続距離性能強化されていた。エアバスではA330A340との中間の航続力を持つ機種として、A330胴体短縮して収容力を減らす代わりに燃料搭載量増やすことで航続力増強した派生型検討始めた。この機体案はA330-200名付けられ1995年11月24日に正式開発決定された。A330-200の開発に伴いそれまでA330A330-300呼ばれることとなったA330-200最初発注得たのは1996年前半で、リース会社インターナショナル・リース・ファイナンス社(以下、ILFC)からであったA330-200胴体は、A330-300のものから主翼前後合わせて10フレーム短縮された。胴体短縮により機体重心位置から垂直尾翼までの距離が短くなることから、これを補うため、A330-200では垂直尾翼の高さ方向拡大された。A330-200では、A340-300重量増加型と同様に主翼強化され最大離陸重量引き上げられ胴体中央への燃料タンク追加されたほか、エンジン推力増加型に変更された。これらの変更により、航続距離11,853から12,223キロメートル(6,400から6,600海里となったA330-200でもGER-RP&Wの3社のエンジン選択可能とされた。 A330-200初号機GE社CF6エンジン装備した機体で、1997年8月13日初飛行した。また、同年12月4日にはP&W社のPW4000エンジン装備した最初機体初飛行した。1998年3月31日CF6エンジン装備型に対してA330-200最初となる型式証明JAAFAA、そしてカナダ航空当局から同時に交付された。その後、330-200の初号機エンジンCF6からR-R社のトレント700換装してトレント700装備型型式証明取得のために試験飛行行った。 330-200の最初引き渡し1997年4月で、カナダチャーター便専門会社であるカナダ3000英語版に対して行われた機体保有ILFC)。この時の機体GEエンジン装備であった。翌1998年にはP&Wエンジン仕様オーストリア航空へ、1999年2月にはR-Rエンジン仕様ILFCからのリース機としてカナダエア・トランザットに初納入された。

※この「A330-200の開発」の解説は、「エアバスA330」の解説の一部です。
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