801F
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 18:00 UTC 版)
「近江鉄道800系電車」の記事における「801F」の解説
モハ801-モハ1801 1999年(平成11年)登場。種車は元403Fである。普通屋根・露出型雨樋縦管の初期型車体を持ち、本系列のトップナンバー編成として1993年(平成5年)に竣工していたが、落成当初は1801が電装解除されて1M1T編成であったことや、パンタグラフが2基搭載のままとされていたこと、車体塗装が220形と同じライオンズカラーであったこと等がその後に登場した編成と異なっていた。しかし、竣工後八日市線の車両限界に抵触することが判明し、改良工事が完了するまで約6年もの間使用されることなく彦根工場構内に放置されていたという経歴を持つ。1999年(平成11年)にようやく営業運転を開始したが、その際801のパンタグラフを1基撤去し、1801を再度電装して他編成と仕様を揃えている。 長らく本系列唯一のライオンズカラー編成として使用されていたが、2009年(平成21年)の定期検査の際に黄色一色塗装化され、同時に客用扉の黄色塗装化も実施されている。なお、本編成は2代目ギャラリートレインとして使用されていたが、塗装変更を機にその座を805Fに譲っている。ちなみに塗装変更前のライオンズカラーでギャラリートレインだった時はギャラリートレインのヘッドマークが取り外されることがなかったため近年、デビュー時には見られた貫通扉に描かれているヘッドマークの下の「レオ」が見られることはなかった(同様のものは220形で見られる)。2012年(平成24年)には特定健康診査・がん検診の受診を啓発する広告編成となり滋賀県のキャラクター「キャッフィー」をメインに、ピンク色を基調としたデザインで運行していたが、その後2017年3月31日に廃車され、804編成と入れ替わる形で彦根工場の片隅にて除籍扱いで展示されていたが、2017年(平成29年)のクリスマス前後に機関車3台と部品取り用の西武新101系クモハ291と一緒に解体された。最初に廃車され解体された800系となる。
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