3TD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 13:59 UTC 版)
樹村 珠里亜(きむら じゅりあ) 複雑な家庭事情を抱える女子生徒。寡黙で冷静沈着。先の事件以来、担任教師のことが信じられなくなり、話を聞かず一人で勉強をしていた。父は彼女の幼いころに離婚し、母は病弱だった弟の死後、錯乱して入院したため、叔母の家で世話になっているが、叔母の息子に性的嫌がらせを受け続けている。それゆえに学校に自分の居場所を求めて3TDを結成した。そのため2年3組のなかでも、最後までナッキーに抵抗するが、心のなかでは切実に救いを求めていた。従兄弟に暴行されそうになった寸前、心配して駆けつけた公平たちに救われる。のちに白血病を発病し入院治療を受けるが、再発し、公平がスイスから一時帰宅した際、ICUで亡くなる。 青木 公平(あおき こうへい) 2年3組の学級委員長で、実質的な2年3組の支配者。私立ではなくても今の自分なら有名私立高校に行ける自信があり、公立中学に入学。母親はPTA会長で、その威光をかさに着た振る舞いが目立つ。ナッキーとの和解後は、母親の意向に逆らって自分の夢(パティシエ)を貫こうとし、スイスに留学する。珠里亜のピンチを何度も救い、のちに相思相愛の仲になる。 木下 薫(きのした かおる) 長髪、長身の少年。バスケットボール部の幽霊部員。父親は暴力団の組長で「ヤクザに学問は要らぬ、中学卒業後は組に入ればよい」と言われ、好きなバスケットボールの夢もあきらめかけていたが、ナッキーの助言により進学を許され、あこがれの岩崎祝監督がいる京都の高校をめざし勉強に励む。西臣春菜が好きで、援助交際で妊娠した春菜に「オレが赤ん坊の父親になってやる」と申し出る。 ドラマ版では2年3組のなかで唯一の金髪男子。
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誰も来ない学校の屋上か、チャットで連絡を取り合っている。チャットネームは『三銃士』にあやかり、珠里亜が「アトス」、公平が「アラミス」、薫が「ポルトス」。 樹村 珠里亜 演 - 堀北真希 3TDのリーダー。普段は授業など聞かず、高卒認定受験に向けての勉強ばかりしている。ドラマ版では原作にない「他のクラスメートより3歳年上」という設定が追加されている。その理由として「幼い頃に重い病気で長期入院していたため」となっていたが、じつは「弟が病気がちなため母親が育児放棄し、小学校に通わせなかったため」であった。3TDでの活動に自分の居場所を見いだしており、「私のクラスに3TDみたいな卑怯者はいらない」と言い放った尚子を憎み、さまざまな手段を用いて追放を画策する。一方では携帯電話に非通知の連絡(じつは従兄弟から)がかかってくるたび、尚子に「助けて」とメールを送る。自分を対等に扱い、珠里亜と呼ぶ公平と薫のことをとても大切に思っているが、従兄弟に汚されている自分を知られるのを恐れて本当のことを言えずにいた。そのことで思い悩み、自殺を図ろうとするが、尚子に助けられたうえに公平と薫の気持ちを伝えられ、ついに心を開く。さらにクラスメートにも自分のことを話し、互いに仲間であることを誓いあう。 青木 公平 演 - 本郷奏多 3TDの参謀役。2年3組の学級委員長で、PTA会長の息子。その強い威光によって、2年3組で本来暴力などを好まない生徒たちも、従わずに裏切り者扱いされることを恐れ、誰も彼に逆らえずにいる。傲慢に近い自信家。尚子の言動にかなり心が揺らぎはじめるが、珠里亜を独りにできないと、薫が3TDを離れたあとも3TDにとどまる。その後、珠里亜の危機を救うことになる。 木下 薫 演 - 岡田将生 3TDでは作戦の実行役。バスケットボール部の幽霊部員。ショートカットの金髪で長身。短気で攻撃的な性格をしている。しかし、尚子に得意分野のバスケットボールで敗北し、さらには球技大会での件によって、今の自分の行いに疑問を抱きはじめ、3TDと縁を切る決意をする。しかし、3TDを抜けたあとも珠里亜のことを気にかけ、公平とともに彼女を助ける。
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