2次車について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 01:48 UTC 版)
「住宅・都市整備公団9100形電車」の記事における「2次車について」の解説
2次車は、1次車の落成から5年ほど経過したため、沿線利用者から構成されるモニター会員の意見や北総開発鉄道(当時)所属の乗務員からの要望を反映したものとした。走行機器類については予備部品の共通化のために変更はない。 1次車と2次車とでは次のような差異がある。 1次車2次車側面ステンレス外板仕上げ全面マット(つや消し)仕上げ 窓周囲のみマット仕上げ、それ以外を半つや消し仕上げ 乗務員室の光線除け(太陽の光を遮る日差し除け)ブルーの小形品を1枚 グレーの大形品を2枚(乗務員の要望から改善) 車内の化粧板ライトグレーのつや消し化粧板 ライトグレーの光沢化粧板(色は同じだが、汚損防止対策から表面処理を変更) 袖仕切・座席生地袖仕切上部のパイプは1本座席生地は淡い青紫系 袖仕切上部のパイプは2本座席生地はより深い青紫系 座面形状1人分の掛け幅は440mm座面はセミバケットシート 1人分の掛け幅は450mm座面はバケットシート 車内ドア上部のLED案内表示器の台数全ドア部に設置(北総7300形と同一) 千鳥配置(路線図・案内表示交互) 中間車車端部のクロスシートクロスシートは両側に設置(2人掛けを片側2基、両側で8人分) クロスシートは片側に設置(2人掛けを片側2基)反対側は5人掛けのロングシートに変更 このほか、前面スカート左右にステップを新設し、前面ワイパーの点検作業を行いやすくした。さらに車両間転落防止幌を設置した。2012年には前面と側面の行先表示器を3色LEDからフルカラーLEDに変更のほか、ドア上部のLED案内表示器は北総7300形と同一の千鳥配置となった。 室内では、本系列が空港連絡列車に使用されることも考慮し、大きな荷物による蛍光灯破損を防ぐため、飛散防止形蛍光灯を使用した。空調装置ではラインデリアに強弱運転機能を追加した。なお、1次車で車内に設置していた公衆電話は当初より省略した。
※この「2次車について」の解説は、「住宅・都市整備公団9100形電車」の解説の一部です。
「2次車について」を含む「住宅・都市整備公団9100形電車」の記事については、「住宅・都市整備公団9100形電車」の概要を参照ください。
- 2次車についてのページへのリンク