北総鉄道
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北総鉄道株式会社(ほくそうてつどう、英: Hokuso-Railway Co.,Ltd.)は、東京都東部から千葉県北西部において北総線を運営する日本の鉄道会社である。 京成グループの企業で、京成電鉄が筆頭株主であるほか、千葉県や松戸市など沿線地方公共団体・都市再生機構(UR)が出資する。本社は千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷四丁目に所在する。
注釈
- ^ 住居表示実施に伴う町名変更前は千葉県鎌ケ谷市初富928番地929
- ^ 京成電鉄でも同日から使用開始。従来の誘導無線式アナログ列車無線との併用。
- ^ 試運転は矢切駅まで入線したことがある。方向幕には「新鎌ヶ谷」「矢切」が追加されていた。
- ^ 衆議院建設委員会 - 12号(平成11年5月14日)にて、斉藤鉄夫が運輸省(当時)鉄道局長に対する質問で言及している。日本共産党のウェブサイトにも言及がある(北総線 高運賃是正を要請 国交相に市民団体)。ちなみに、この問題は前述のPASMO定期券が再発行できる様になってからは解消した。
- ^ 通学定期は近畿日本鉄道(1か月3 - 4往復で元が取れる金額)とほぼ同水準になる。周辺私鉄との比較では、新京成よりも安くなる。
- ^ 常磐緩行線新松戸駅で連絡する国鉄武蔵野線では、当時、中間各駅に、既に自動改集札機が設置され、磁気化券も発売されていたが、当線との連絡運輸を行なっていなかったため、磁気化された有効な連絡乗車券を購入することはできなかった。また、東武鉄道、東京急行電鉄、京成電鉄、帝都高速度交通営団、東京都交通局などでも、一部の駅で磁気化券が発売されていたが、やはり連絡運輸を行なっていなかった。
- ^ 1名の係員が、他の業務と兼任して対応していた。
- ^ 当時は、国鉄との連絡運輸を行なっておらず、国鉄線区間からは当線までの有効な連絡乗車券を購入することはできなかった。このため、国鉄常磐線からの旅客は、一旦松戸駅で出場のうえ、新京成電鉄において、改めて連絡乗車券を購入する必要があったが、当時、松戸駅は共同使用駅であったことから中間改札口が無く、そのことを知らないまま乗換えた結果として、事実上の無札状態が発生していた。ただ、出場して購入したとしても、新京成電鉄では磁気化券を発売しておらず、当線各駅到着後は、いずれの場合も同じ結果となっていた。
- ^ 営団日比谷線全線と東武伊勢崎線の北千住駅⇔北春日部駅間
- ^ 営団日比谷線全線と東急東横線の中目黒駅⇔日吉駅間
- ^ 千代田線全線と小田急小田原線の代々木上原駅⇔本厚木駅間
- ^ いずれの事業者も、連絡乗車券の発売可能区間と実際の直通運転区間とは必ずしも一致していなかった。
出典
- ^ a b c d e f 北総鉄道株式会社 第50期決算公告
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
- ^ a b 交通技術 第27巻第8号 北総開発鉄道の事業計画、1972年8月1日発行、30ページ~33ページ、交通協力会
- ^ https://www.hokuso-railway.co.jp/docs/hokuso/gaiyo/kessan2021.pdf
- ^ 『週刊ダイヤモンド』2007年12月15日号
- ^ 千葉日報web 2012年12月18日発表
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- ^ 成田新高速鉄道建設事業の概要 社団法人日本鉄道建設業協会会報 第245号
- ^ 北総鉄道会社概要 1982年(昭和57年)5月に空港アクセス鉄道として計画が開始された
- ^ a b 7月1日、当社は社名を「北総開発鉄道」から「北総鉄道」へ路線名を「北総・公団線」から、「北総線」に変更します。(北総鉄道トピックス・インターネットアーカイブ・2004年時点の版)。
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- ^ 相川俊英 (2014年6月6日). “住民自らが開設した「生活バス」がついに運行開始 行政や補助金に頼らない地域活性化のあり方とは?”. 週刊ダイヤモンド (ダイヤモンド社) 2016年12月8日閲覧。
- ^ “北総線代替バス”本格運行 千葉NT中央-新鎌ケ谷駅直行 「ちばにう」9日発車式 - 千葉日報ウェブ、2014年6月6日。
- ^ 格安直行バス運行開始 「北総鉄道は割高」と社会実験 印西・高花地区住民グループ - 千葉日報ウェブ、2013年10月8日
- ^ 「生活バス」来月運行へ 印西でシンポ 公共交通の在り方議論 北総線 高運賃問題 - 千葉日報ウェブ、2014年3月10日。
- ^ 千葉ニュータウン中央―新鎌ケ谷、直行バス運行へ - 日本経済新聞、2014年3月13日。
- ^ 「千葉県印西市・白井市 高い北総鉄道に乗らない選択」 - 鉄道ファン2014年5月号、P156「RAILNEWS」
- ^ 「運賃高すぎ」北総線、印西市長が値下げ要求〜京成より7倍高い線路使用料が問題に - 東洋経済オンライン、2018年3月2日
- ^ 「運賃高すぎ」北総線、ついに株主代表訴訟か〜業を煮やした印西市長「運賃値下げへ」の秘策- 東洋経済オンライン、2018年7月12日
- ^ 北総鉄道の運賃値下げに関して - 2009年11月27日 白井市。文中に合意書案
- ^ 「北総鉄道運賃値下げ支援補助金」について専決処分しました - 2010年10月13日 白井市。一連の経緯も
- ^ 【千葉】<消費税8% 変わるくらし>北総線の運賃問題 再び値上げの可能性も - 2014年4月5日 東京新聞
- ^ 北総線運賃値上げ 補助金終了で「結論」 - 2014年4月11日 千葉日報
- ^ 北総線現行値下げ運賃における通学定期の据置きについて (PDF) - 2014年4月17日 北総鉄道
- ^ 鉄道旅客運賃の一部改定について (PDF) - 2014年12月19日、北総鉄道株式会社、2014年12月21日閲覧
- ^ 北総線、2月に値上げ 千葉県など補助金終了で、2014年12月20日、千葉日報、2014年12月21日閲覧
- ^ 千葉)北総鉄道、来年2月値上げへ 切符で最大20円、2014年12月20日、朝日新聞、2014年12月21日閲覧
- ^ “北総鉄道、値下げ検討へ 県議会で熊谷知事明かす 高運賃解消へ「働きかける」と答弁”. 千葉日報. (2021年6月23日) 2021年6月24日閲覧。
- ^ “北総鉄道が値下げ検討へ 千葉・印西市長「歴史的」”. 産經新聞. (2021年6月23日) 2021年6月24日閲覧。
- ^ a b “北総開発 テレビCMやドラマ 各駅で撮影相次ぐ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 4. (2000年10月4日)
- ^ 北総鉄道公式サイト 映画・TVドラマ・CM等撮影のご案内
北総開発鉄道(当時・7150形)
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「京急1000形電車 (初代)」の記事における「北総開発鉄道(当時・7150形)」の解説
北総7150形7161編成、7161は元1112(1995年7月14日 新馬場駅) カラードアを試験採用した編成(1994年10月10日 千葉ニュータウン中央駅) 1991年(平成3年)3月31日の京成高砂 - 新鎌ヶ谷間開業に伴い、7300形の登場とあわせてデハ1005 - デハ1008・デハ1107 - デハ1118の16両 (→7151 - 7158・7161 - 7168) が譲渡された。この2編成は京急時代末期に変則的な編成を組んでいたが、そのままの編成で譲渡された。7151 - 7158は当初4+4の8両編成、7161 - 7168は8両貫通編成。主な改造点は以下の通り。 アーマープレート(アンチクライマーの台座)の一部切除。7161・7168は譲渡後施工。 車両番号の幕板部への移設、社名標記の変更。 塗装色の変更。 降雪・凍結への対策工事。 屋根肩部広告枠サイズ変更。 7151 - 7158は1992年(平成4年)7月の新京成電鉄との直通運転廃止に伴い新鎌ヶ谷 - 千葉ニュータウン中央間の区間列車用として7151 - 7154と7155 - 7158の4連2本に分割、新鎌ヶ谷以東で運用されたが、1996年12月に4+4の8両編成に戻っている。7155 - 7158は1994年に客用ドア外部を1枚毎に異なる塗装とし、7151 - 7154も8両編成に戻る際同様に変更されたが、他車には採用されなかった。京成からリースした7050形への置き換えに伴い、7161 - 7168は1995年(平成7年)9月に、7151 - 7158は1998年(平成10年)1月31日付でそれぞれ廃車され、京成宗吾車両基地で解体された。 なお、定期検査は京急久里浜工場で施工されていた。
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