2代目 W113とは? わかりやすく解説

2代目 W113(1963年-1971年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 16:20 UTC 版)

メルセデス・ベンツ・SLクラス」の記事における「2代目 W113(1963年-1971年)」の解説

300SL190SLに続く第2世代SLとして1963年ジュネーヴ・モーターショー機械式燃料噴射装置ボッシュ製)付き2.3L 直6SOHCエンジン積んだ230SLがデビューした。車の性格としてはスポーツ性の高い300SLよりもツーリングカー的な要素の強い190SLに近いもので、自社4速ATやパワーステアリング用意されていた。しかしながらレーシングドライバー並み腕前をもつ技術担当重役ルドルフ・ウーレンハウト運転する230SLは、レーサーのマイク・パークス(Mike Parkes)が運転する3Lエンジン搭載フェラーリ250GTが47.3秒で周回したサーキットを47.5秒で走るという実力ももっていた。スタイリング当時ダイムラー・ベンツデザイナーであったフランス人ポール・ブラックPaul Bracq )によるもので、「パゴダ・ルーフ」と称される屋根中央左右より低い逆反り形状になっているのが特徴である。この屋根の形状次の3代目 R107にも引き継がれる車体形状は、 車体格納される幌が付いたロードスター ロードスター着脱可能なハードトップ付いたクーペ ロードスターから幌とその収納部を取り去り車室後部簡易シート備えた「カリフォルニア・ロードスター」(ハードトップ付もあり) の3種類があった。 1967年機械式燃料噴射装置付き2.5L 直6SOHCエンジン積み後輪ディスクブレーキ化した250SLへ移行1968年機械式燃料噴射装置付き2.8L 直6SOHCエンジン積んだ280SLへ移行。 高まる環境への配慮安全性能の向上を目指して、1971年後継モデルである3代目 R107へと移行する生産台数は230SLが19,831台、250SLが5,196台、280SLが23,885台である。 モータースポーツ分野では、1963年のスパ・ソフィア・リエージェ・ラリーにてオイゲン・ベーリンガー(Eugen Böhringer )の運転する230SLが優勝している。

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