鵝鑾鼻灯台
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鵝鑾鼻灯台は台湾最南端の灯台である。現在は周囲一体が鵝鑾鼻公園となっているため、公園に入場しないと灯台まで行く事は出来ない。 19世紀中期、各国の船舶が鵝鑾鼻近海を航行する蔡に、外海七星嶼附近に座礁転覆するケースが後を絶たなかった。清朝は1883年、米英日などの要請により鵝鑾鼻灯台を完成させている。建設当時は世界唯一の武装灯台であった。日清戦争後、清軍は灯台を爆破して撤退したが、1898年に日本政府により再建された。しかし第二次世界大戦でアメリカ軍の空襲により再度破壊され、現在の灯台は戦後に再建されたものである。 灯台は白色の円柱形であり、灯台高さは24.1m、新式大型四等旋回照明を備え、1,800,000カンデラの光を10秒間隔で照射している。有効照射距離は27.2海里であり、現在台湾で最大出力の灯台として「東亜之光」の異名を有す。 なお、ここにも台湾最南点意象標誌(最南端の地の碑)がある。
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鵝鑾鼻灯台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 18:16 UTC 版)
航海上の難所であることから、日本・イギリス・アメリカの要望により1882年に清が建設した、世界でも珍しい武装灯台である。日清戦争後の台湾割譲時に清国により破壊されたが、1898年に日本政府により再建された。灯台からの眺望が素晴しいことから、日本統治時代には台湾八景に指定されていたほか、切手の図柄にも採用された(第一次昭和切手:6銭、第二次昭和切手:40銭)。しかし、太平洋戦争でアメリカ軍の空襲により再度破壊された。現在の灯台は戦後に再建されたものである。「古蹟の灯台」や「東亜の光」と呼称される台湾で最大出力の灯台で、保存史跡に指定されている。現在は鵝鑾鼻公園に含まれ、周囲は広大な緑地となっており、バシー海峡に面して立つ白亜の灯台で墾丁のシンボルにもなっている。 形状 - 白色・円柱形 高さ - 21.4m 照明電球 - 1500W・新式大型四等旋回式・10秒間隔で点滅 レンズ - 直径90cm凸レンズ×3 照射光 - 3本 光度 - 180万燭光 照射距離 - 20km 有効照射距離 - 27.2海里 最大照射距離- 50km 回転速度 - 1/30秒
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