青谷車両脱線事故とは? わかりやすく解説

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青谷車両脱線事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 19:26 UTC 版)

中勢鉄道」の記事における「青谷車両脱線事故」の解説

1939年昭和14年11月1日早朝中勢鉄道列車ガソリンカー)が軌道線区間青谷津市)でカーブ曲がりきれず脱線転覆した。この日は興亜奉公日で、車内女学校生徒満員だった。この事故女子生徒2人死亡多数重軽傷を負う大惨事になった当時久居歩兵第33連隊現在の久居駐屯地第33普通科連隊)から、馬で駆けつける保護者もいたという。この事故安全面問われ参急開通などで衰えつつあった中勢鉄道経営にさらに追い討ちをかけた。 事故久居発が約6分遅延したことから遅延回復図った運転士が、カーブ速度超過状態で列車進入させたことによって発生したもので、運転士業務汽車転覆致死罪起訴されたが、裁判運転士弁護人が、汽車転覆罪規定する刑法126条では、処罰対象を「汽車又ハ電車」と規定しており、事故車両の「ガソリンカー」は含まれない、として汽車転覆罪適用できず無罪だと主張した。それに対し大審院現在の最高裁)は1940年昭和15年8月22日に、法律の「汽車又ハ電車」という文言自体捕らわれず立法趣旨鑑みて本質的にガソリンカー汽車含まれる判断し有罪判決下した。この判例刑法学では罪刑法定主義禁じられている類推解釈例外である、論理解釈かつ拡張解釈一例とされている。

※この「青谷車両脱線事故」の解説は、「中勢鉄道」の解説の一部です。
「青谷車両脱線事故」を含む「中勢鉄道」の記事については、「中勢鉄道」の概要を参照ください。

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