随時募集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 06:56 UTC 版)
随時募集は大学修学能力試験以外の方法で生徒を選抜する選考である。ただ、最低等級制があり、修能試験の等級がこれに及ばない者は過落となる。等級を反映する方法は大学によって異なる。学生簿総合選考、学生簿教科選考、論述選考、特技者選考の4つに分けられる。 学生簿総合選考(通称学総)は学校生活記録簿、自己紹介書、教師推薦書、面接を総合的に評価して学生を選抜する選考である。学校生活記録簿は教師が生徒の学校生活について作成する文書である。内申成績(定量評価)だけでなく、受賞、資格証、進路、創意的体験活動、教科学習、読書、行動発達など(定性評価)の内容が記述される。 自己紹介書は、全ての大学で内容が同じ共通質問3つと大学の自律質問1つで構成されている。大学の自律質問項目の場合、主に志願動機について質問する。共通質問項目は次の通りである。1. 高等学校の在学期間中、学業に傾けた努力と学習経験を通して学んで感じた点を中心に記述してください(1,000字以内)。 2. 高等学校の在学期間中、本人が意味をおいて努力した校内活動(3つ以内)を通じて学び、感じた点を中心に記述してください。ただし、校外活動中に学校長の許可を得て参加した活動は含まれます(1,500字以内)。 3. 学校生活の中で、配慮、分かち合い、協力、葛藤管理などを実践した事例を挙げ、その過程を通じて学んで感じたことを記述してください(1,000字以内)。 面接は学校生活記録簿と自己紹介書の内容について質問したり、問題を解くなど様々な方法で行われる。 学生を総合的に評価できるというメリットがあるため、難関大学は学生簿総合選考の比重が高い。 学生簿教科選考は、内申成績(定量評価)だけを反映する選考である。学校別の成績の偏差を考慮しないため、内申競争が激しい学校の生徒には不利である。学生簿教科選考で進学できる難関大学には高麗大学校、ソウル教育大学校、漢陽大学校などがある。 論述選考は、文系論述と理系論述に区分される。文系論述は与えられた提示文の枠内で論旨を展開する方式であり、理系論述は数式を解く方式である。論述選考で進学できる難関大学には延世大学校、漢陽大学校、カトリック大学校医学部などがある。 特技者選考には語学特技者、科学特技者などの様々な選考がある。特技者選考で進学できる難関大学には韓国科学技術院、延世大学校、高麗大学校などがある。
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