銃以外の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 06:49 UTC 版)
イギリスにおける武器の所持の規制は厳しく、空気銃は未成年を除けば競技用は無免許で使用が出来るものの、スタンガンや催涙スプレー、刃の付いていない隠し武器などの所持は原則禁止されており、店舗の強盗対策として催涙スプレーが許可される程度である。 近年、イギリスでは日本刀型の刀剣「サムライソード」による強盗事件が多く起こっている。インターネットで容易に入手できるサムライソードが強盗や殺人などの犯罪に利用されたことを受け、政府は2008年にサムライソードの所持・製造・輸入の禁止を発表した。なお、美術品として正規の鑑定を受けた日本刀(美術刀)は、禁止対象から外されている。 2003年6月、庶民院は、折り丸められた新聞紙を武器(ミルウォール・ブリック)とみなし、傍聴者が持ち込むことを禁じた。 イギリスでは「ツーストライクス」と呼ばれる規制があり、ナイフの携行で2度有罪が確定すると、自動的に6カ月以上の禁錮刑が科せられることになっている。しかし、薬品などは規制されていない。イギリスでは、酸による攻撃が2015年に261件だったのが、2016年には431件に急増しているが、これは犯罪者が法の抜け穴を利用して、規制が厳しいナイフや銃に代わり、携帯が緩い酸性物質を武器として使うようになったからという指摘がある。
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