運航および整備の委託
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 19:27 UTC 版)
「日本国政府専用機」の記事における「運航および整備の委託」の解説
政府専用機は航空自衛隊千歳基地に所属する自衛隊機であるが、通常は千歳基地と誘導路で繋がる新千歳空港の専用ハンガーに格納されている。 日本航空(JAL)とグループ企業が国際線運航とサービス経験の豊富さから、政府専用機の国内外における運航ハンドリングおよび機体整備を一括して受託し、2017年(平成29年)現在で機内サービスを行う特別空中輸送員の訓練も受託していた。しかしJALは、会社更生法適用による機材の効率化、老朽化および燃費効率の悪さから2011年(平成23年)3月1日にボーイング747機を全機退役させ、同型向けの資材や人員を保持する見込みがなくなり専用機も数年後に整備を受けられなくなる見通しとなった。このため2010年(平成22年)12月から、ボーイング747-400F(貨物)型機を運航して同型機最終受領が遅く当面の運用が見込まれる日本貨物航空に、本機に携わる航空自衛官の民間免許取得支援業務を委託した。 後継機となるボーイング777-300ERの機体整備はANAに委託されている。
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