日本神話
記紀神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:07 UTC 版)
「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」の記事における「記紀神話」の解説
詳細は「天地開闢 (日本神話)」を参照 現代語訳 昔、天と地がまだ分かれず、陰陽の別もまだ生じなかったとき、鶏の卵の中身のように固まっていなかった中に、ほの暗くぼんやりと何かが芽生えを含んでいた。やがてその澄んで明らかなものは、のぼりたなびいて天となり、重く濁ったものは、下を覆い滞って大地となった。澄んで明らかなものは、一つにまとまりやすかったが、重く濁ったものが固まるのには時間がかかった。だから天がまずでき上がって、大地はその後でできた。そして後から、その中に神がお生まれになった。 それで次のようにいわれる。天地が開けた始めに、国土が浮き漂っていることは、たとえていえば、泳ぐ魚が水の上の方に浮いているようなものであった。そんなとき天地の中に、ある物が生じた。形は葦の芽のようだったが、間もなくそれが神となった。 原文 古天地未剖 陰陽不分 渾沌如鷄子 溟涬而含牙 及其清陽者 薄靡而爲天 重濁者 淹滞而爲地 精妙之合摶易 重濁之凝竭難 故天先成而地後定 然後 神聖生其中焉 故曰 開闢之初 洲壤浮漂 譬猶游魚之浮水上也 于時 天地之中生一物 状如葦牙 便化爲神
※この「記紀神話」の解説は、「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」の解説の一部です。
「記紀神話」を含む「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」の記事については、「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」の概要を参照ください。
記紀神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 20:46 UTC 版)
『古事記』では、須佐之男命の系譜において登場し、須佐之男命が櫛名田比売の次に娶った神大市比売との間に生まれている。同母の兄に大年神(おおとしのかみ)がいる。大年神は一年の収穫を表す年穀の神である。 『日本書紀』では本文には登場せず、神産みの第六の一書において、イザナギとイザナミが飢えて気力がないときに産まれたとしている。飢えた時に食を要することから、穀物の神が生じたと考えられている。『古事記』『日本書紀』ともに名前が出て来るだけで事績の記述はない。 また『日本書紀』には、神武天皇が戦場で祭祀をした際に、供物の干飯に厳稲魂女(いつのうかのめ)という神名をつけたとあり、本居宣長は『古事記伝』において、これをウカノミタマと同じとしている。
※この「記紀神話」の解説は、「ウカノミタマ」の解説の一部です。
「記紀神話」を含む「ウカノミタマ」の記事については、「ウカノミタマ」の概要を参照ください。
- 記紀神話のページへのリンク