解析幾何学とは? わかりやすく解説

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かいせき‐きかがく【解析幾何学】

読み方:かいせききかがく

図形性質を、座標導入することによって数式記述し代数的計算によって解析的研究する幾何学


解析幾何学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/28 17:00 UTC 版)

初等幾何学における解析幾何学(かいせききかがく、: analytic geometry)あるいは座標幾何学(ざひょうきかがく、: coordinate geometry)、デカルト幾何学(デカルトきかがく、: Cartesian geometry)は、座標を用いて代数的[注 1]図形を調べる幾何学をいう。座標を用いるという点において、(より古典的な、ユークリッドの原論にもあるような)点や直線などがどのような公理に従うかということのみによって図形を調べる綜合幾何学 とは対照的である。座標を利用することにより、図形のもつ性質を座標のあいだにあらわれる関係式として特徴づけたり[1]、数や式として図形を取り扱ったりすることができる。


注釈

  1. ^ 解析幾何学という名称における接頭辞「解析」は、微積分学を含む現代的な解析学という意味の「解析」ではなく、発見的な代数的手法によるものであることを示唆するものである。(解析幾何学 - コトバンク)

出典 

  1. ^ 遠山啓 『数学入門』〈岩波新書〉 下(初版)、岩波書店 (原著1960年10月20日)、44頁。ISBN 9784004160052 
  2. ^ 片野善一郎 『数学用語と記号ものがたり』裳華房、2003年、116頁。ISBN 4785315334 


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解析幾何学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/15 15:33 UTC 版)

アステロイド (曲線)」の記事における「解析幾何学」の解説

直交座標系において一般に a を任意の実数として x 2 3 + y 2 3 = a 2 3 {\displaystyle x^{\frac {2}{3}}+y^{\frac {2}{3}}=a^{\frac {2}{3}}} と表される図形アステロイド総称する。これらは全て標準アステロイド x 2 / 3 + y 2 / 3 = 1 {\displaystyle x^{2/3}+y^{2/3}=1} に相似である。パラメータ表示では x = a cos 3 ⁡ θ , y = a sin 3 ⁡ θ {\displaystyle x=a\cos ^{3}\theta ,\quad y=a\sin ^{3}\theta } となる。これは半径 a の円に内接し、かつ x軸y軸に対して線対称である。曲線囲まれ面積S = 3 8 π a 2 {\displaystyle S={\frac {3}{8}}\pi a^{2}} 、曲線弧長l = 6 a {\displaystyle l=6a} である。

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解析幾何学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 19:46 UTC 版)

媒介変数」の記事における「解析幾何学」の解説

媒介変数表示」も参照 解析幾何学において曲線適当な函数の像としてしばしば与えられる。この函数引数は常に「媒介変数」と呼ばれる例えば、原点中心とする半径 1 の円は複数表し方がある: 陰伏関係式: x 2 + y 2 = 1. {\displaystyle x^{2}+y^{2}=1.} 媒介変数表示: ( x , y ) = ( cos ⁡ t , sin ⁡ t ) . {\displaystyle (x,y)=(\cos t,\sin t).} このときの変数 t が媒介変数。 これらは他の分野では函数と呼ぶことはあるかもしれないが、解析幾何学においてはその独立変数媒介変数とする媒介方程式英語版)として特徴づけられる。

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解析幾何学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:14 UTC 版)

ジョン・ウォリス」の記事における「解析幾何学」の解説

1655年ウォリス円錐曲線について解析的定義した論文発表している。これは円錐曲線二次曲線として定義した最初論文である。これは、ルネ・デカルトの解析幾何学についての業績難しさ不明瞭さ解明する助けとなった

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