第1作目及びシリーズ概要
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「シティー ライフ」の記事における「第1作目及びシリーズ概要」の解説
第1作目は2006年春に欧州にて発売開始、同年7月28日には日本でも文章を全て日本語訳した「シティー ライフ日本語版」が発売された。続いて2007年初めに発売された第2作目「City Life:World Edition」も同年5月18日に前作同様の日本語訳を施された「シティー ライフ デラックス日本語版」(英字表記は「City Life Deluxe」)として発売、加えて2008年7月25日からはDMM.comでのダウンロード販売も開始された。シリーズとしてはさらに第3作目となる「City Life 2008 Edition」が2008年2月に発売されたが、これの日本語版発売は未定である。シリーズの新作は、システム面では概ね前作を踏襲しつつ、シナリオの舞台となるマップやプレイヤーが建設できる建築物を追加した形で発表される。 プレイヤーが「市長」となって様々な環境の土地に一から都市を建設するミニスケープ型ゲームで、建物などを直接配置する都市建設ゲームとしては、シムシティシリーズと共に数少ない類例と言える現代風の世界観を持つ作品である。このシリーズはいずれも1人プレイ専用であり、ゲームモードは一定の目標が提示される「シナリオモード」と、自由に都市建設が行える「フリーモード」がある。ゲームの舞台は複数の「地域」の下に幾つかの「ゲームマップ」があり、さらに区画分けされた「土地」を購入することにより決まる。ゲームマップの環境はおよそ「地域」によって建設難易度や観光資源などが特徴付けられている。「シナリオモード」では人口や市の資産など難易度に応じて金・銀・銅と3段階のメダルで表現される達成条件が設けられ、一部の「地域」「ゲームマップ」「土地」はそれが要求するメダルの達成条件を満たさねば選択できない。 ゲームの流れは、購入した土地にまず市役所を建て、住居や職場、余暇施設、公共機関、道路などを設置するとどこからともなく市民がやって来て定住し、彼らが周囲の環境に応じて要求する施設などを建設することによってさらに発展を促す、といった形となる。建物や道路などの配置はプレイヤーの任意で行えるが市民の行動は直接制御できず、建築物を適切に配置して彼らの行動を誘引することがゲームの根幹となる。なお、進行はいわゆるリアルタイム方式だが、プレイヤーの任意でゲーム内時間の流れを早く/遅くしたり、一時停止もできる。 シリーズ共通の特徴として、後述する「階層グループ」の他、3DCG表現に基づく視点の自由度の高さがある。ゲーム中、プレイヤーは自由に視点をズームイン/アウトできるが、この際、最接近した視点は通常の鳥瞰から地面に平行へと角度が変化し、あたかもゲーム内の住民同様の視点が得られる。この状態で都市内を移動することもでき、都市や住民の様子を観察したり、トラブルを視覚的に確認できる。また、ゲーム内の時間経過に関係なく朝・昼・夕方・夜の景観を固定表現させることができる。加えて、特定条件の住民を検索して「アドレス帳」に登録し、行動を追跡し観察することもできる。
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