睾丸捻転症とは? わかりやすく解説

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精巣捻転症(睾丸捻転症)

精巣睾丸)が回転したために精巣に行く血管精管精子を運ぶ管)が突然捻れる病気で,強い痛み精巣腫れ伴います早急に捻れ戻さないと,精巣壊死 に陥り萎縮してしまいます症状出てから24時間以内できれば6〜8時間以内手術により捻転解除すれば精巣温存できることが多いのですが,それ以上経過する壊死陥った精巣を取らなくてはならなくなりますまた,反対側の精巣捻転起こす可能性ありますので,同時に反対側の精巣固定勧められることもあります.まれながら,胎内捻転起こす例があり,出生直後精巣腫れ見られることや,すでに壊死陥った結果萎縮あるいは消失していることもあります

この病気で最も問題になることは,精子造る能力(造精機能)がどうなるかです.精巣血液流れなくなるので精子作るもとになる細胞酸素不足のため壊死に陥って数が減ってゆきます.発症早期手術を行うことができ,精巣温存できればこの細胞減少最小限とどめることができます.しかし,時間の経過と共に減少してゆくので,発症から手術までの時間長いときには将来妊孕性妊娠させる能力)が低下してしまいますできるだけ早期の手術が望まれる理由です.

このような急激な陰嚢部の痛み腫れをきたす病気はいくつあります急性陰嚢症いいます)が,病気区別難しく,また精巣捻転では早期治療が必要ですので早く病院にかかることが大切です.




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