たなか‐こみまさ【田中小実昌】
田中小実昌
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田中 小実昌(たなか こみまさ、1925年(大正14年)4月29日 - 2000年(平成12年)2月26日)は、日本の小説家、翻訳家、随筆家。直木賞・谷崎潤一郎賞受賞[1][2]。
注釈
- ^ 「東京フォリーズ」についてはストリップ劇場だったとする誤解があるものの、あくまでも軽演劇の劇場で、ストリップは同じ東横デパートの4階にあった寄席がエロ落語で人気を集めていたのに対抗するため、出し物の1つであるバラエティでやるようになったのが始まりという[13]。なお、日本で最初にストリップをやったのは新宿の帝都座で、田中小実昌によれば「それより五、六週あとに東京フォリーズでも脱いだ。おそらくニホンで二番目です」[14]。
- ^ 雑誌『マンハント』などで仕事を共にした山下諭一は鏡明との対談で「おそらくコミさんの方が誤訳が少ないはずです」「コミさんはほんとに英語がよくできたから。あの人、駐留軍に勤めてたでしょ。引っかかるといちいちアメリカ兵をつかまえて訊くんですよ。だからコミさんの翻訳はかなり信用できますね」[16]と述べている。なお、当人は生島治郎との対談で「聞くなんてもんじゃない。(笑)ぜんぜん辞書は引かないで、わからないところは、全部、仲間のアメリカ兵に聞く。とにかくひどいよ」[17]と語っている。
- ^ 新宿ゴールデン街での飲み友達に夏文彦がおり、夏の死後、追悼出版された『ロング・グッドバイ』には「トミーのバカ」と題する跋文を寄稿。その最後は「しかし、夏文彦のトミーがもういなくて、新宿ゴールデン街あたりで、おたがいけたたましく酔っぱらえないというのが、なんともさみしい。トミー、どこにいったんだ?」[18]と締め括られている。
- ^ レモンサワーブームの火付け役となった店として知られる[20]。
出典
- ^ a b c d e f g 日本大百科全書(ニッポニカ)言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “田中小実昌とは”. コトバンク. 2022年12月11日閲覧。
- ^ a b c d e “ <日曜カルチャー> 「宗教は事実だ」 田中小実昌作品に登場、父・遵聖の説教集刊行”. 毎日新聞 (毎日新聞西部本社). (2019年12月8日). オリジナルの2019年12月9日時点におけるアーカイブ。 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b c “広島 蔦屋書店が選ぶ本 VOL.32 【蔦屋書店・丑番のオススメ 『ポロポロ』田中小実昌/河出書房新社】”. 広島 T-SITE. カルチュア・コンビニエンス・クラブ (2018年12月20日). 2021年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 「酔いの明星 田中小実昌氏 直木賞とお台所の星 重兼芳子さん 芥川賞の"受賞のヒミツ"」『週刊朝日』、1979年8月3日号、164-166頁
- ^ a b c d 『アメン父』田中小実昌、講談社文芸文庫、2001年、p195、『アメン父』(田中小実昌) –講談社BOOK倶楽部
- ^ a b 星野靖二. “主は偕にあり 田中遵聖説教集 神を直接に「受け」ることの重要性”. 読書人WEB. 週刊読書人. 2020–09–21時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
- ^ 片岡義男 (2017年12月14日). “星が落ちてくる、つかまえろ 『田中小実昌ベスト・エッセイ』解説”. webちくま 本と書評. 筑摩書房. 2020年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
- ^ 「古今亭志ん朝対談 え~ちょっと伺います 連載(32) ゲスト田中小実昌さん 直木賞もらってうれしいのに剥奪されて『元』なんていやだよ」『週刊読売』1979年9月2日号、読売新聞社、61頁。
- ^ 奥泉光; 加藤陽子 (2022年7月29日). “戦争の語りを徹底的に懐疑する小説の持つ価値 物語から逃れ、語り得ぬ体験を描いた「ポロポロ」”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). オリジナルの2022年12月10日時点におけるアーカイブ。 2022年12月10日閲覧。
- ^ 伊佐敷隆弘「哲学者井上忠の生涯 : 誕生から最初の論文の完成まで」『研究紀要. 一般教育・外国語・保健体育 = Research bulletin. Liberal arts』第83巻、日本大学経済学部、2017年。 NAID 40021390445 。
- ^ 吉田隼人 (2022年4月12日). “死にたがり読書録 田中小実昌”. 「web春秋 はるとあき」. 春秋社. 2022年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
- ^ 福岡高等学校 編『福岡高等学校一覧 第21年度 自昭和17年4月至昭和18年3月』1943年、110頁。NDLJP:1448987/61。
- ^ 田中小実昌『新編 かぶりつき人生』河出文庫、2007年11月、9-17頁。
- ^ 『文藝別冊 総特集・田中小実昌:コミさんの不思議な旅』河出書房新社〈KAWADE夢ムック〉、2004年4月、96頁。
- ^ 土田玄太「やくざアルバト」『文藝春秋』第28巻第8号、文藝春秋社、1950年6月、60-69頁。
- ^ 鏡明『ずっとこの雑誌のことを書こうと思っていた。』フリースタイル、2019年7月、299頁。
- ^ 生島治郎『生島治郎の誘導訊問:反逆の心をとり戻せ』双葉社、1974年11月、201頁。
- ^ 夏文彦『ロング・グッドバイ』早稲田書房、1993年9月、254-255頁。
- ^ ムラカミカイエ (2017-05-). “JOURNEY 田中開(The OPEN BOOK店主)後編”. LEXUS NEWS. トヨタ自動車. 2022年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
- ^ a b “歌舞伎町・新宿ゴールデン街の”今”を切り撮る「オープンブック」店主と夜の街を巡る”. FASHIONSNAP. レコオーランド. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “企画展「田中小実昌―物語を超えた作家―」(令和5年6月17日から8月13日まで)”. 練馬区役所公式ホームページ. 練馬区 (2023年5月12日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ a b c 教団沿革 あいのひかり教団
- ^ 枝光泉「日本バプテスト西部組合の歴史 ― 「アサ会」事件について ―」『キリスト教社会問題研究』第48巻、同志社大学人文科学研究所キリスト教社会問題研究会、1999年12月、102-124頁、CRID 1390009224911757952、doi:10.14988/pa.2017.0000008497、ISSN 0450-3139、NAID 120005636315。
- ^ a b 金丸英子「西南学院とアサ会 ― ボールデン院長の解任を巡って―」『西南学院史紀要』第6巻、西南学院、2015年5月、49-59頁、CRID 1050845762547957120、NAID 120005620965。
- ^ “枡野浩一×田中開×須川善行「ちくわの思いで―田中りえさんをめぐって」『ちくわのいいわけ』(愛育社)刊行記念”. 本屋B×B. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “酔っ払いは二度お会計する”. 産業編集センター出版部. 産業編集センター. 2023年5月21日閲覧。
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