生息数と保護とは? わかりやすく解説

生息数と保護

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 04:30 UTC 版)

スナメリ」の記事における「生息数と保護」の解説

スナメリは、中国長江流域では絶滅危惧されているが、その他の生息域では絶滅危惧種リスト載せるための十分なデータがない。大河棲息したり、河口海岸近く留まるという性質のため、毎年多数スナメリ魚網などによって混獲される。 生息数に関する良い推計は無い。しかし、1970年代後半行われた調査結果と、1999年から2000年にかけて行われた調査結果比較すると、生息数生息域減少していることがわかる。多く専門家は、生息数数十年に渡って減少し続けており、現在の生息数は昔に比べるわずかなものにすぎないだろうと考察している。 日本においてはスナメリはシロナガスクジラ・ホッキョククジラ等とともに水産資源保護法施行規則昭和二十七年六月十六日農林省第四十四号)第一条に基づき保護され、特別の事由があり農林水産大臣許可得た場合除き採捕することは禁止されている。また、1930年広島県竹原市高崎町阿波島周辺の『スナメリクジラ回遊海面』が天然記念物指定された。これはスナメリ目印スズキなどを釣る伝統漁法が行われていたことから指定されたものである鯨類関連する天然記念物の指定としては唯一のものであり、海洋哺乳類全般においても、他にはジュゴン指定されているのみである。現在ではスナメリ減少為に伝統漁法行われていない。 綺麗な海でしか確認できないことから、東京湾周防灘大村湾など閉鎖的海域再生目標とされている種である。なお、大阪湾においては南東部関西国際空港周辺生息確認されている。

※この「生息数と保護」の解説は、「スナメリ」の解説の一部です。
「生息数と保護」を含む「スナメリ」の記事については、「スナメリ」の概要を参照ください。

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