熱核タービンエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 16:00 UTC 版)
「オーバーテクノロジー・オブ・マクロス」の記事における「熱核タービンエンジン」の解説
VFシリーズなどに搭載される核融合を用いた小型原子力推進エンジン (Thermo-Nuclear Reactor Turbine Engine) 。反応炉(核融合炉)の熱エネルギーでプロペラント(推進剤)を加熱・膨張させ、高温プラズマ流として噴射し推力を得る。 従来のジェットエンジンと比べた利点は プロペラントの交換だけでエンジン換装せずとも、大気圏内ではジェットエンジン、大気圏外ではロケットエンジンとして全領域で使用可能。 従来の化学燃料に比べ反応剤(核燃料)の消費が極めて少量なため、胴内燃料スペースが大幅に削減され、変形機構導入が可能となる。 大気圏内では無尽蔵にある空気を圧縮してプロペラントに使用できるため、2の理由も加わり事実上無限の航続距離を得られる。 VF-1に搭載された初期型熱核タービンエンジンは、推力の点でジェットエンジンと大差なかった。また、大気圏外でのプロペラント(水素化合物)の容量不足も問題であったが、これらはブースターと増槽を兼ねる追加装備(FASTパック)により解決が図られた。VF-16に搭載された次世代型熱核バーストタービンエンジン(Thermo-Nuclear Reactor burst Turbine Engine)では熱交換理論が進歩し、大気圏外でのプロペラント消費率が大幅に改善され、推力も従来型の2倍近くに達した。これにより単独での大気圏突破とFASTパックなしでの宇宙巡航が可能となった。2050年代前半に入ると、従来型エンジンとは一線を画す大出力を持つ「ステージII熱核タービンエンジン」が登場する。このステージIIエンジンの膨大な余剰出力により、より強力なビーム兵器の標準装備化、全形態でのエネルギー転換装甲やピンポイントバリアの展開が可能となった。
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熱核タービンエンジン
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「マクロスシリーズの用語一覧」の記事における「熱核タービンエンジン」の解説
マクロスのオーバーテクノロジー解明によって実現した、核融合反応を利用した推進エンジン。
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