橘逸勢とは? わかりやすく解説

たちばな‐の‐はやなり【橘逸勢】

読み方:たちばなのはやなり

[?〜842]平安初期官人能書家奈良麻呂の孫。遣唐留学生として入唐帰国後、承和の変連座して捕らえられ伊豆流される途中没した三筆一人であるが、真跡断定できるものは残っていない。


橘逸勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 04:59 UTC 版)

橘 逸勢(たちばな の はやなり)は、平安時代初期の貴族書家参議橘奈良麻呂の孫。右中弁橘入居の末子。官位従五位下但馬権守従四位下。書に秀で空海嵯峨天皇と共に三筆と称される。


  1. ^ a b 『橘逸勢伝』
  2. ^ 鐘江宏之『律令国家と万葉びと (全集 日本の歴史 3)』140頁
  3. ^ a b c d e f 『日本文徳天皇実録』嘉祥3年5月15日条
  4. ^ 『続日本後紀』承和9年7月17日条
  5. ^ 『続日本後紀』承和9年7月18日,20日条
  6. ^ 『続日本後紀』承和9年7月23日条
  7. ^ 北山茂夫『平安京 日本の歴史4』(中公文庫、1973年)、210p
  8. ^ 『続日本後紀』承和9年7月28日条
  9. ^ 『日本文徳天皇実録』嘉祥3年5月15日条
  10. ^ a b c d e 12 貴族が流された国伊豆”. 静岡県立中央図書館. 2022年1月4日閲覧。
  11. ^ 『続日本後紀』承和9年9月3日条
  12. ^ 『続日本後紀』嘉祥2年10月26日条
  13. ^ 『日本文徳天皇実録』斉衡元年7月26日条
  14. ^ a b 『続日本後紀』嘉祥2年10月26日条


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橘逸勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 03:05 UTC 版)

空海の風景」の記事における「橘逸勢」の解説

空海と同じ遣唐使船で唐へ渡った儒生空海には及ばないながらも書や詩文長け日本留学生中でも屈指の英才。しかし狷介性格で、常に棘のある言動を口にしなければ気がすまず、他者との折り合いをうまくつけられずに周囲から煙たがられている。空海に対してはその学殖驚嘆し、さらに思想的存在として既存のどの思想とも交わらずに超然としているその姿を見、己の孤独感照らし合わせて奇妙な親近感抱いて親しくつきあうようになる

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橘逸勢(たちばな の はやなり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 18:37 UTC 版)

応天の門」の記事における「橘逸勢(たちばな の はやなり)」の解説

弘法大師同時期に遣唐使として留学し文字美しさ定評のある書家。承和の変首謀者として伊豆配流になる途上死去し、都では怨霊として恐れられた。

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「橘逸勢(たちばな の はやなり)」を含む「応天の門」の記事については、「応天の門」の概要を参照ください。

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