検出力とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > 検出 > 検出力の意味・解説 

検出力

日本語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

検出力 power (of a test)

 帰無仮説誤っている場合に,帰無仮説棄却できる確率第 2 種の過誤犯す確率を β とすると,検出力=1-β である。
詳しくは,検定概念参照のこと。

検出力


 検出力 は ( 1 - β ) によって定義され ,“H0誤っているときに,H0棄却できる確率”である。
 両側検定用いると,H0誤っている場合にも H0棄却できる確率低くなる。 図 8 にその状況を示す。S0 という統計量得られても,片側検定では H0棄却できる両側検定では棄却できない。このことから,両側検定片側検定より検出力は低い ことがわかる。
検出力
図 8.片側検定と両側検定棄却

 例として,母集団標準正規分布に従う場合考える。すなわち,μ = 0,σ = 1 である。
 まず,両側検定場合考えてみよう。H0: θ = μ,H1: θ ≠ μ である。 対立仮説一つの例として,θ = 1 の場合帰無仮説の下で ,図 9 のように表すことができる。 例え右側棄却域を設け片側検定において,真値左側あるよう場合には, 検出力は両側検定比べて極端に小さくなる片側検定両側検定比べて検出力が高いと言われる。 この根底には,図 5 のようなことはない,すなわち,H1 自体が完全に誤っていることはないはずだという前提があるためである。 この前提は,それまで得られ知見で十分支持されていなければならない。 したがって片側検定両側検定比べて検出力が高いからといって,既に述べた前提仮説方向性)が不確かな場合には片側検定用いてならない ということになる。
検出力
図 9.片側検定と両側検定の検出力



検出力に影響する要因
 検出力は既に述べたように片側検定と両側検定異なる。この他にも検出力に関係する要因いくつかある。


検出力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 06:51 UTC 版)

仮説検定」の記事における「検出力」の解説

日本産業規格では、検出力 (英: statistical power) を「帰無仮説正しくないとき,帰無仮説棄却する確率。すなわち,第2種誤りおかさない確率であり,通常 1 − β で表される。」と定義している。 より高い検出力を、より小さサンプルサイズ実現することが好ましい。

※この「検出力」の解説は、「仮説検定」の解説の一部です。
「検出力」を含む「仮説検定」の記事については、「仮説検定」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「検出力」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



検出力と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「検出力」の関連用語

検出力のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



検出力のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
統計学用語辞典統計学用語辞典
Copyright (C) 2024 統計学用語辞典 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの仮説検定 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS