東公園と西公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 14:07 UTC 版)
佐田浜地区には佐田浜東公園と佐田浜西公園がある。どちらも都市公園のうちの風致公園に分類されている。 佐田浜東公園は、鳥羽市の姉妹都市であるサンタバーバラ(アメリカ合衆国)から贈られたイルカの像がある噴水を特徴とする公園で、「ドルフィンパーク」の別名がある。面積は43 a。2014年(平成26年)に北隣に鳥羽マルシェが開業するのを前に修景工事が行われ、2015年(平成27年)11月に「鳥羽足湯処 とまり湯」が園内に設置された。修景工事により鳥羽駅方面から海が見えるよう、樹木の伐採とフェンスの撤去が行われた。足湯は、鳥羽浦村温泉から湯を運び入れている。 佐田浜西公園は海女の像と縁期松(えごのまつ)を特徴とする公園である。面積は18.7 a。海女の像は正式名称を「海女と童子の像」と言い、1971年(昭和46年)に佐田浜埋立工事を担当した業者が寄贈したものである。名古屋市の彫刻家による作品とされ、アコヤガイの上に立つ海女が真珠のトーチを掲げ、2人の子供(童子)が寄り添う姿をしている。縁期松は、江戸時代中期の『志陽略誌』に「男女が会う約束をした場所」として掲載されている由緒あるマツの木で、昭和初期に御木本幸吉が2代目のマツを植樹した。ミキモトの縁期松は、2013年(平成25年)に松くい虫の被害により伐採され、三重県造園建設業協会の寄贈により3代目のマツが2015年(平成27年)3月26日に植樹された。松の前には、2004年(平成16年)8月に由来を記した石碑が建てられている。
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