本書以前の書籍化とは? わかりやすく解説

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本書以前の書籍化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 08:25 UTC 版)

妻に捧げた1778話」の記事における「本書以前の書籍化」の解説

当初は妻1人のためだけに書いていたものの、妻に「読んでくれる人もいるのでは」と言われたこと、また実際に読みたいと言う者もいたことで、眉次第に、書籍化の気持ち強くした。折しも出版芸術社社長である原田裕が、この眉私的な営み知り単行本化申し出た1998年平成10年5月ショートショート200話から計49話を収録した『日がわり一話』が刊行、同1998年10月には、それに続く200話からの抜粋中心として計47話を収録した『日がわり一話 第2集』が刊行された。挿絵も眉自らが手がけた。出版芸術社原田は眉に、この作品の製作の経緯宣伝することを推奨していたが、眉はそれに積極的ではなかった。読売新聞から取材申し込みがあったが、眉はこれも「個人的な事情からんだ事柄」との理由で、辞退した新聞では、このショートショートの製作を「比叡山千日回峰行」と例えるなど、メディアである程度取り上げられたものの、『日がわり一話』の反響は、当時決し芳しいものではなかった。その理由を眉後年それまで自分書いていた内容とかなり異なる」「短編不振時代」「制約のせいで、SFショートショートとしてパンチがきいていない」と回想した2000年平成12年)頃、妻の病状次第悪化したことで、眉は「今の内にこの作品もう一度、形にしたい」と考えた。『日がわり一話』を面白いという中高年読者がいたことから、「中高年読者向けに全話を書籍化したい」との思いもあった。伝手のある編集者に、再度出版打診したが、返答は「商業的に困難」とのことであった。『日がわり一話』の売れ行き良くない上に、作品毎日増えているために、全話を引き受け出版社望み薄思われた。そこで眉は、自費出版決心した。本来は妻のためだけに書いた作品であり、自力での出費では相当な額となるが、夫妻稼いだ金も同然なので使い果たしても当然との考えであった。妻も「自分生命保険もある」として同意した。こうして2000年平成12年)、眉高校時代先輩のいる真正印刷社より、私家版日課一日3枚以上』として、刊行開始された。この題名は、別会社の『日がわり一話』と同じ題名用いることができず、眉書いていた原稿に「日課一日3枚以上」とラベル書かれていたので、それをそのまま題名したものである。1冊につき百話が収録されて、計10冊まで刊行された。

※この「本書以前の書籍化」の解説は、「妻に捧げた1778話」の解説の一部です。
「本書以前の書籍化」を含む「妻に捧げた1778話」の記事については、「妻に捧げた1778話」の概要を参照ください。

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