木質燃料
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木質燃料(もくしつねんりょう、英: Wood fuel または Fuelwood)、または木質バイオマス(もくしつバイオマス、英: Woody biomass)とは、薪や炭、ウッドチップ、木質ペレット、おがくずなどの木材を原料とする燃料を指す[注 1]。
- ^ いま「木質バイオマス」が求められる理由とは
- ^ Drying Firewood | Forestry and Natural Resources
- ^ 針葉樹薪の乾燥過程を調べました
- ^ 木質チップの品質規格 | 一般社団法人日本木質バイオマス協会
- ^ Is Biomass Dead?
- ^ EU Parliament’s Environment Committee urges scale back of biomass burning
- ^ 国際セミナー:森林バイオマスの持続可能性を問う—輸入木質燃料とFIT制度への提言|FoE Japan
- ^ Current Projects | Water For Humans
- ^ 木質ペレットとは? | 一般社団法人日本木質ペレット協会
- ^ 木質バイオマスストーブ環境ガイドブック 環境省
- ^ Pellet Stoves | DSAWSP
- ^ バイオマス活用に暗雲 再生エネ認定、欧米で対象外も: 日本経済新聞
- ^ ACP - Emissions of non-methane volatile organic compounds from combustion of domestic fuels in Delhi, India
- ^ Environment Protection Authority (2002) Wood heaters, open fires and air quality. Publication 851 EPA Victoria.
- ^ Comprehensive organic emission profiles, secondary organic aerosol production potential, and OH reactivity of domestic fuel combustion in Delhi, India - Environmental Science: Atmospheres (RSC Publishing)
- ^ These clean air campaigners are calling for wood-burning stoves to be banned | Euronews
- ^ Industry fighting back against B.C. woodstove bans Today In BC
木質燃料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 23:40 UTC 版)
調理、暖房アフリカや中南米の熱帯地域では、木質燃料(木質バイオマス)の利用率が非常に高い。これらの地域では、貧困のためエネルギー源は安価な薪に頼らざるを得ず、熱効率の悪い調理用カマドが使用されているなどの事情から、人口の急増に伴って、家庭用エネルギー源としての薪炭利用が増加したとの見方もある一方、家庭用の薪炭については、枯木や枝木を採取することが主で、大木を伐採して薪炭材として利用することは少ないとの意見も存在する。 インドは2003年時点で世界人口の16%と家畜の15%を有するが、森林面積は世界の1.7%であり森林が不足している。原因として燃料としての薪の使用があり、木材利用の半分が薪と炭に使われており問題視されている。政府が補助金を削減したため調理用の天然ガスや灯油の価格が上昇した点も薪の利用を増やした。産業用の材木の年間生産力が1200万立方メートルであるのに対して、伐採は2800万立方メートルに及んでいる。 タバコの乾燥世界銀行の研究報告によると「世界で伐採される(建材も製紙用の伐採も全て含んだ)木材の6本に1本は、葉タバコを乾燥するために使用されている」。1998年には、世界公衆衛生協会連盟(WFPHA)の政策文書においても「森林破壊がタバコによる主要な害悪」の1つとして掲げられており、WHO(世界保健機関)からも「途上国でのタバコ栽培と森林破壊についてのカラー図版」が公開されている。なお、タバコの乾燥に使用される木の伐採の具体的な事例の1つとしては、タンザニアの森林破壊がある。
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