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有機リン(O-P)
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有機リン化合物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/08 03:55 UTC 版)
(有機リン から転送)
有機リン化合物(ゆうきリンかごうぶつ)は炭素−リン結合を含む有機化合物の総称である。有機リン化学ではそれらの性質や反応性を研究する。リンは窒素と同じく第15族元素であり、それらを含む化合物は共通の性質を持つことが多い[1][2]。
リン原子は−3、−1、+1、+3、+5価の原子価をとりうる。多くの化学の文献では、符号にかかわらず+3価と−3価の酸化状態を共に (III) と表すことが多い。IUPAC命名法には配位数 δ と結合数 λ を用いたものがある。この命名法に従えば、ホスフィンは δ3λ3 の化合物となる。
神経系・呼吸器系に対する毒性がある化合物が多いことから、第二次世界大戦前後から殺虫剤として農薬に使われている。「ホス(phos)」と付く農薬はたいてい有機リン剤である(ただしホスゲンは無関係)。また人に対する神経毒性が高い化合物も多いため、神経ガスとしてサリンなどが開発された。人の中毒症状としては縮瞳が(『縮瞳と言えば脳幹出血か有機リン中毒』と言われる位に)特徴的である。公衆衛生学、労働安全衛生、労働災害では、毒性のある化合物について特に疾病原因や汚染物質として扱う。
また、化学兵器原料となるものも多数あり、これらは製造・使用・取引などにおいて各種の法規制を受ける。
- ^ a b Dillon, K. B.; Mathey, F.; Nixon, J. F. Phosphorus. The Carbon Copy; John Wiley & Sons, 1997. ISBN 0-471-97360-2
- ^ Quin, L. D. A Guide to Organophosphorus Chemistry; John Wiley & Sons, 2000. ISBN 0-471-31824-8
- ^ Arbuzova, S. N.; Gusarova, N. K.; Trofimov, B. A. "Nucleophilic and free-radical additions of phosphines and phosphine chalcogenides to alkenes and alkynes". Arkivoc 2006, part v, 12–36 (EL-1761AR). リンク(英語)
- ^ Zhang, W.; Shi, M. "Reduction of activated carbonyl groups by alkyl phosphines: formation of α-hydroxy esters and ketones". Chem. Commun. 2006 1218–1220. doi:10.1039/b516467b
- ^ Burck, S.; Gudat, D.; Nieger, M.; Du Mont, W.-W. "P-Hydrogen-Substituted 1,3,2-Diazaphospholenes: Molecular Hydrides" J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 3946–3955. doi:10.1021/ja057827j
- ^ プラリドキシムヨウ化メチル
- ^ アトロピンを参照
- 1 有機リン化合物とは
- 2 有機リン化合物の概要
- 3 ホスホン酸エステル
- 4 関連項目
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