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有機リン(O-P)

有機リンとは、パラチオンメチルパラチオンEPN及びメチルジメトンの4種の有機リン系農薬指します。これらはいずれも強力な殺虫剤である反面、人や動物対す毒性きわめて強く、現在はEPN以外は製造および使用禁止されています。環境水中検出されなくなり、平成5年3月環境基準改正により有機リンは環境基準項目から削除されましたが、EPN要監視項目として残されています。現在、有機リンは排出基準及び産業廃棄物判定基準基準値定められています。


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有機リン化合物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/08 03:55 UTC 版)

(有機リン から転送)

リン酸類およびホスフィンの命名法。互変異性体の関係にあるものは矢印で示した。図に示した構造式中の水素原子を有機置換基で置き換えたものが有機リン化合物と呼ばれる

有機リン化合物(ゆうきリンかごうぶつ)は炭素リン結合を含む有機化合物の総称である。有機リン化学ではそれらの性質や反応性を研究する。リンは窒素と同じく第15族元素であり、それらを含む化合物は共通の性質を持つことが多い[1][2]

リン原子は−3、−1、+1、+3、+5価の原子価をとりうる。多くの化学の文献では、符号にかかわらず+3価と−3価の酸化状態を共に (III) と表すことが多い。IUPAC命名法には配位数 δ と結合数 λ を用いたものがある。この命名法に従えば、ホスフィンは δ3λ3 の化合物となる。

神経系・呼吸器系に対する毒性がある化合物が多いことから、第二次世界大戦前後から殺虫剤として農薬に使われている。「ホス(phos)」と付く農薬はたいてい有機リン剤である(ただしホスゲンは無関係)。また人に対する神経毒性が高い化合物も多いため、神経ガスとしてサリンなどが開発された。人の中毒症状としては縮瞳が(『縮瞳と言えば脳幹出血か有機リン中毒』と言われる位に)特徴的である。公衆衛生学、労働安全衛生、労働災害では、毒性のある化合物について特に疾病原因や汚染物質として扱う。

また、化学兵器原料となるものも多数あり、これらは製造・使用・取引などにおいて各種の法規制を受ける。


  1. ^ a b Dillon, K. B.; Mathey, F.; Nixon, J. F. Phosphorus. The Carbon Copy; John Wiley & Sons, 1997. ISBN 0-471-97360-2
  2. ^ Quin, L. D. A Guide to Organophosphorus Chemistry; John Wiley & Sons, 2000. ISBN 0-471-31824-8
  3. ^ Arbuzova, S. N.; Gusarova, N. K.; Trofimov, B. A. "Nucleophilic and free-radical additions of phosphines and phosphine chalcogenides to alkenes and alkynes". Arkivoc 2006, part v, 12–36 (EL-1761AR). リンク(英語)
  4. ^ Zhang, W.; Shi, M. "Reduction of activated carbonyl groups by alkyl phosphines: formation of α-hydroxy esters and ketones". Chem. Commun. 2006 1218–1220. doi:10.1039/b516467b
  5. ^ Burck, S.; Gudat, D.; Nieger, M.; Du Mont, W.-W. "P-Hydrogen-Substituted 1,3,2-Diazaphospholenes: Molecular Hydrides" J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 3946–3955. doi:10.1021/ja057827j
  6. ^ プラリドキシムヨウ化メチル
  7. ^ アトロピンを参照


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