映画界デビューと「おしどり夫婦」とは? わかりやすく解説

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映画界デビューと「おしどり夫婦」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/06 17:44 UTC 版)

杉佳代子」の記事における「映画界デビューと「おしどり夫婦」」の解説

1946年昭和21年4月6日神奈川県生まれる。 学歴前歴等は不明だが、満24歳となった1970年昭和45年7月28日公開された『覗かれ痴女乱行』、同年8月25日公開された『セクシー・プラン』といった大蔵映画製作・配給した小川欽也監督作杉 夕子の名で出演し映画界デビューした同年9月29日公開され同じく浮気四角関係』で初主演した後、映画製作・配給した『女体調教師』、国映製作した明日なき暴行』の2作の渡辺護監督作出演、翌1971年昭和46年)、『セクシー・プラン』や『浮気四角関係』で共演した12歳上の先輩俳優椙山拳一郎1934年 - )と結婚する。したがって同年7月公開された『欲情』(監督姿良二)を最後にしばらく休業する休業初期1972年昭和47年)、『現代猟奇暴行史』(監督若松孝二)に主演したほかは、満29歳となり1975年昭和50年10月28日公開された「小川卓寛」こと小川欽也監督作銀行2億円事件 性男と淫女たち』で杉 佳代子として復帰するまで、専業主婦として山を支えた結婚休業入った直後1971年11月老舗であり大手五社一社であった日活成人映画路線全面的に舵を切り、「日活ロマンポルノ」(1971年 - 1988年)を開始するが、は、1976年昭和51年9月25日公開された『セミドキュメント 非行女高生』(監督中村幻児)を皮切りに代々木忠真湖道代夫妻経営したワタナベプロダクション、あるいは渡辺護がおもに監督した電映商事現代映像企画あるいはフィルムワーカーズ、木俣堯喬経営したプロダクション鷹といった独立プロダクション下請け作品出演する、という形で日活配給作品にも出演した4年ブランクがあったが、復帰以降は「杉夕子時代以上に多く作品出演し小林悟が「松本千之」の名で監督し同年8月17日公開された『引き裂かれ制服』に出演して以降松竹系成人映画番線である東活作品にも杉江 良子の名で多数出演した。 『日本映画俳優全集女優編』のの項を執筆した小田克也は、を「おとなの女の艶っぽいムード出せ女優として個性美を買われ」「しとやかな中産階級人妻バーマダム女教師といった役柄多く」と評したなかでも新人発掘名手である渡辺護が手がけた美保純デビュー作制服処女のいたみ』(1981年9月25日公開)、同じく可愛かずみデビュー作セーラー服色情飼育』(1982年11月15日公開)では、いずれも主人公である美保可愛の母役を演じている。夫の山とは業界の「おしどり夫婦」として知られ共演作も多かった1982年昭和57年)に行われた第3回ズームアップ映画祭助演女優賞受賞した1985年昭和60年)を最後に山・夫妻ともに出演作途絶える。夫の杉山は、その26年後の2011年平成23年6月19日には、特集上映60年代まぼろし官能女優たち PART II」のゲストとして、ラピュタ阿佐ヶ谷舞台立ったが、表舞台には姿を現していない

※この「映画界デビューと「おしどり夫婦」」の解説は、「杉佳代子」の解説の一部です。
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