ひたち‐ふうりゅうぶつ〔‐フウリウブツ〕【日立風流物】
日立風流物
| 名称： | 日立風流物 |
| ふりがな： | ひたちふりゅうもの |
| 種別： | 信仰に用いられるもの |
| 員数： | 1基 |
| 指定年月日： | 1959.05.06(昭和34.05.06) |
| 所有者： | 神峰神社 |
| 所有者住所： | 茨城県日立市宮田町 |
| 管理団体名： | 日立市 |
| 備考： | |
| 解説文： | 神峰【かみね】神社の祭礼に、昔は四基の山－車が出たのであるが、今は一基だけ残っている。この山車は本質的な要素として、前方に幣帛をつけた青竹および花笠を残し、背面に岩山の姿を残している。前面に五層の段がつくられ、各段ごとに破風造りの屋形があってこれが左右に割れて舞台となり、そこで「あやつり人形」をつかうのである。この構成は、すべて氏子の奉仕するところで飾り物をつくるのも、人形をつくり、且つ使うのも、すべて素人である。五層の舞台を展開させ全体を回転させる機構にも特色があり、山車の最も発達したものとして代表的である。 |
日立風流物
| 名称： | 日立風流物 |
| ふりがな： | ひたちふりゅうもの |
| 種別1： | 風俗習慣 |
| 保護団体名： | 日立郷土芸能保存会 |
| 指定年月日： | 1977.05.17(昭和52.05.17) |
| 都道府県(列記)： | 茨城県 |
| 市区町村(列記)： | 日立市宮田町 |
| 代表都道府県： | 茨城県 |
| 備考： | ５月３～５日 |
| 解説文： | 神峰神社の大祭典に東町、西町、本町、北町の四町から一台ずつ山車【だし】を競い出し、演じてきたものであるが、近年は日立まつりに出されている。 山車の上に五層の唐破風【からはふ】造りの「屋形」があり、そこで「源平盛衰記」、「仮名手本忠臣蔵」などの人形芝居が演じられる。 きらびやかに飾られた山車や笠鉾などは全国各地に伝えられているが、日立風流物は規模の大きい作りものに、からくり人形を組み込んだもので精緻で豪壮な形態を示している。五層各層に出しものの一場ずつを配して演じ、全体の調和や変化、人形の早がわりなど興趣が深い。 |
日立風流物
| 名称： | 日立風流物 |
| ふりがな： | ひたちふりゅうもの |
| 種別1： | 風俗習慣 |
| 保護団体名： | 日立郷土芸能保存会 |
| 選択年月日： | 1974.12.04(昭和49.12.04) |
| 都道府県(列記)： | 茨城県 |
| 市区町村(列記)： | 日立市宮田町 |
| 代表都道府県： | 茨城県 |
| 備考： | 所在地が同一都道府県内のもの（このデータは種別１から移行しています） |
| 解説文： | 神峰神社の大祭典に東町、西町、本町、北町の四町から一台ずつ山車【だし】を競い出し、演じてきたものであるが、近年は日立まつりに出されている。 山車の上に五層の唐破風【からはふ】造りの「屋形」があり、そこで「源平盛衰記」、「仮名手本忠臣蔵」などの人形芝居が演じられる。 きらびやかに飾られた山車や笠鉾などは全国各地に伝えられているが、日立風流物は規模の大きい作りものに、からくり人形を組み込んだもので精緻で豪壮な形態を示している。五層各層に出しものの一場ずつを配して演じ、全体の調和や変化、人形の早がわりなど興趣が深い。 |
風俗習慣のほかの用語一覧
| 祭礼（信仰）： | 日向の弥五郎人形行事 日向の祠堂の習俗 日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り 日立風流物 最上地方の山の神の勧進 村山地方のオナカマ習俗 東松山上岡観音の絵馬市の習俗 |
日立風流物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/16 13:44 UTC 版)
日立風流物（ひたちふうりゅうもの/ひたちふりゅうもの）[1]は、茨城県日立市に伝わる民俗文化財で、同地の鎮守神峰神社に伝わる可動・変形する大きな山車と、その上で行われる操り人形（からくり人形）芝居を指す。神峰神社の大祭にて氏子により奉納されてきたもので、現在は毎年4月の日立さくらまつり及び7年に1度、5月の神峰神社大祭禮（次回予定は2026年）で公開されている。
- ^ 文化遺産オンライン（文化庁）や茨城県教育委員会のサイトでは読み仮名を「ふりゅうもの」としている。
- ^ 長谷川伸三「祭礼・行事」祭礼・行事32ページ（長谷川伸三・糸賀茂男・今井雅晴・秋山高志・佐々木寛司『茨城県の歴史』山川出版社 2003年）
[続きの解説]
「日立風流物」の続きの解説一覧
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- 2 日立風流物の概要
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