日本宣教百年記念聖書信仰運動大会宣言
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「日本宣教百年記念聖書信仰運動」の記事における「日本宣教百年記念聖書信仰運動大会宣言」の解説
“ 聖書、即ち万物の創造者であり、又人類歴史の支配者である神の誤りなき御言葉によって、 我らは茲に日本の国に於ける福音宣教百年記念に当って、次の宣言をなし、 来るべき宣教第二世紀の為に立てる、我らキリスト者の証しの言葉とする。 一、我らは過去百年間、キリスト者として、個人生活的にも、亦国民生活的にも、 一切の偶像崇拝を廃棄すべき聖書の命令に応えることに於いて、 欠けたところの多かったことを神の前に反省し、痛切なる悔改めを告白する。 ニ、我らは聖書によって、国家と教会が、共に神の主権の下に立つ、二種の相異なる正当な秩序であることを認め、政教分離の原則に基づき、信教自由の基本的人権を保護する現行憲法を、その点に関して聖書的と認めて支持する。 三、我らは我が国に於いて、右の政教分離の原則が無視され、信仰の自由が甚だしく圧迫された過去にかんがみ、今後国家行事の中に、宗教的要素の混入することのないように監視し、 かかる過誤の排除に積極的に努力する。 殊に伊勢神宮は宗教であるが故に皇室との密接なる関係、惑いは国民の精神的中心、 惑いは祖先崇拝の美風、等の如何なる理由又は名目によっても、国家の特別厚遇を受くべきでなく、 又かかるものとして国民一般に強制されてはならないことを、重要なる点として強調する。 以上の三点を貫いて、国家と教会との正しいあり方のために、我らは一つの聖書信仰によって、協力して信仰のよき戦いを戦うことを誓う。 ”
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