教義・学説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 20:45 UTC 版)
儒教は、五常(仁・義・礼・智・信)という徳性を拡充することにより五倫(父子・君臣・夫婦・長幼・朋友)関係を維持することを教える。 仁 人を思い遣る事。白川静『孔子伝』によれば、「狩衣姿も凛々しい若者の頼もしさをいう語」。「説文解字」は「親」に通じると述べている。 「論語」の中では、さまざまな説明がなされている。孔子は仁を最高の徳目としていた。 義 利欲に囚われず、すべきことをすること。 礼 仁を具体的な行動として、表したもの。もともとは宗教儀礼でのタブーや伝統的な習慣・制度を意味していた。のちに、人間の上下関係で守るべきことを意味するようになった。 智 ただ学問に励むだけでなく道徳的認識判断力であることともされている。智は『論語』では知と表記され意味としては聡明、明智などの意味がある。 信 言明を違えないこと、真実を告げること、約束を守ること、誠実であること。 この他にも、忠義、孝、悌という教えもある。 人性論 天人の辨 義利の辨 名分論 命定論 形神論 正統論 復讐論 道統論 理気論 儒仏道論争 朱陸論争 格物致知 未発已発 良知 無善無悪 万物一体論 井田論 封建論 今文・古文 道器論
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