形神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 13:56 UTC 版)
僧祐『弘明集』巻5に収録されている「桓君山『新論』形神」条は、霊魂の不滅に関する桓譚の考えを示すものとして有名である(厳可均は祛蔽篇に含める)。この論の中で、桓譚は精神と肉体の関係を、火と燭との関係にたとえた。 桓譚を高く評価していた王充の『論衡』論死篇にもこの思想は引きつがれ、人が死んでも知が残るというのは、火が消えても光が残るというようなものだとして批判した。 この理論はのちに仏教を攻撃するのに用いられた。これに対する仏教側の反論として慧遠の神不滅論(『沙門不敬王者論』に見える)などが有名である。
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